シノビガミ参 るつぼ奇譚
待ちに待った、シノビガミ第三巻。
シノビガミリプレイ シノビガミ参 るつぼ奇譚 (Role&Roll Books) (Role & Roll Books)
- 作者: 河嶋陶一朗,冒険企画局
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2010/03/30
- メディア: 新書
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是が非でも、この続きを読みたいと渇望していました。
しかし、続刊が決まったとの情報と同時に。その内容が聞こえてきて、少し失望していました。
PCは全員九重ルツボ
ネタとしか思えない設定。
そしてやはり、読者は影斗の物語を読みたいと願っているのに……
謝罪しよう。
脱帽でした。
念のためにネタバレしておくと、ルツボの一人が忍務で化けた影斗。というコトはない(笑)。
影斗自身はエピローグのワンシーンでちょろっと姿を見せるだけで、物語には登場してこない。
だが……
もうこのシリーズは、本当に感想が書きにくい。
何を書いてもネタバレになっちゃいそう。
展開とかは、GMをやる人間、シナリオを書く立場からすると、そうなるよね、という範囲ではあります。
ただ、最終的にたどり着いたあのエンディング。
……一回転した上で、読者が読みたいと思っていたあそこへ着地するエンディング。
堪えられないわ。
とにかく、読めとしか言いようがない。
なお、今回は「迷宮屋」や「迷宮現象」なんて言葉が出てきたり、NPCの中に「黒丸冬寂」*1が登場しているなど、同社の作品とのクロスオーバーが見られる。
そういう点で、冒険企画局ファンにも、嬉しい。
*1:ハンターズムーンのPCの一人。