新米女神の勇者たち(6)

秋田みやびのSW2.0リプレイ、ぞんざい勇者団シリーズの第6巻。


よーやく表紙にソラが登場です(笑)。
蛮族な格好で……アレですね(笑)。

でもまぁ、表紙よりも今回は帯が驚異的(笑)。
みかきみかこのイラストを添えて、「ダイスの女神 秋田みやびのご託宣」「読んだらクリティカルにしてあげる」ナンてものが(笑)。


さて。
前巻でドレイクバイカウントに降ったぞんざい勇者団。


新たな物語は、遺跡都市ゼルブリスから始まる。
当然に、蛮族側の都市である。
なので、都市での基本的なルールはミスト・キャッスルに準拠。ぞんざい勇者団たち人間側はとりあえず奴隷、となる。
が。
街のトップの奴隷になったということは、むしろ安心、むしろステータス。ぐらいのお気楽なまでのポジティブさ(笑)。
ぐつぐつ煮えているシチューの具を考えなければ、あまり懲りている様子はない(笑)。
流石はぞんざい勇者団。


とは言え、そのまま蛮族の都に居座って、奴隷ライフを満喫するワケにもいきませんので。
ナンとか三話かけて脱出するわけですが。
途中、ビミョーなミスもあるんですが。
ラストにルーフェリアの下へ戻るシーンへ至るのは、然るべきクライマックスと言えます。


スロースターターなグループSNEの作品。
開始当初はメンバーの掛け合いも空回り気味だったのですが、ムーテスが加わり、メッシュの過去が明かされ、抜群のチームワークになってきました。
シナリオの展開も、SW2.0の世界を掘り下げていくという点で実に巧みなバランスで。
間違いなく今日のSW2.0の人気と、シリーズを牽引しているシリーズと言えるでしょう。*1

*1:その点で、旧作時の山本弘スチャラカ冒険隊シリーズ、水野良ラヴェルナの手記の双方の役割を果たしていると思われます。