新米女神の勇者たち(6)
秋田みやびのSW2.0リプレイ、ぞんざい勇者団シリーズの第6巻。
よーやく表紙にソラが登場です(笑)。
蛮族な格好で……アレですね(笑)。
ソード・ワールド2.0リプレイ 新米女神の勇者たち(6) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 秋田みやび,グループSNE,中島鯛
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/09/19
- メディア: 文庫
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みかきみかこのイラストを添えて、「ダイスの女神 秋田みやびのご託宣」「読んだらクリティカルにしてあげる」ナンてものが(笑)。
さて。
前巻でドレイクバイカウントに降ったぞんざい勇者団。
新たな物語は、遺跡都市ゼルブリスから始まる。
当然に、蛮族側の都市である。
なので、都市での基本的なルールはミスト・キャッスルに準拠。ぞんざい勇者団たち人間側はとりあえず奴隷、となる。
が。
街のトップの奴隷になったということは、むしろ安心、むしろステータス。ぐらいのお気楽なまでのポジティブさ(笑)。
ぐつぐつ煮えているシチューの具を考えなければ、あまり懲りている様子はない(笑)。
流石はぞんざい勇者団。
とは言え、そのまま蛮族の都に居座って、奴隷ライフを満喫するワケにもいきませんので。
ナンとか三話かけて脱出するわけですが。
途中、ビミョーなミスもあるんですが。
ラストにルーフェリアの下へ戻るシーンへ至るのは、然るべきクライマックスと言えます。
スロースターターなグループSNEの作品。
開始当初はメンバーの掛け合いも空回り気味だったのですが、ムーテスが加わり、メッシュの過去が明かされ、抜群のチームワークになってきました。
シナリオの展開も、SW2.0の世界を掘り下げていくという点で実に巧みなバランスで。
間違いなく今日のSW2.0の人気と、シリーズを牽引しているシリーズと言えるでしょう。*1