たのだん(3)

あ、あれ?
ナニコレ、どうしちゃったの?


……「たのだん」が面白いんだけど!(笑)


正直、続巻が出るとは思っていなかった「たのだん」です。
無事に続刊。
そして、この第3巻目で堂々の完結と相成りました。


勿体ない。


これまでは、GM田中公侍のシナリオと、筆者藤澤さなえの個性が噛み合っておらず。
シナリオは「たのだん」の名称通り、ダンジョン・アタックがメインの展開。メンバーによる過剰なロールプレイと分離して、みょーな風味に仕上がってたんですが。
今回、連載という呪縛から逃れ、シティアドベンチャーに推移したことによって、この辺りが上手く溶け合い。
ようやくノって来たという感じなんです。


さて、この3巻。
1〜2巻で6話。この3巻が7〜9話なんですが。
この6話と7話の間にキネティックノベル用にプレイされた4セッションが入るとのこと、相応の時間経過があります。
……正直、キネティックノベルはいまだ他から浮いたジャンルで、メインのポリフォニカですらキネティックノベルを文庫で回収しようとしているぐらいなので、こんなに密接に間に挟まれちゃうとなぁ(苦笑)。
まぁ、直接的にストーリーに関連はしていないのですが。


まぁ、いろいろ人間関係や設定の部分を回収し、ひと段落付いてエンディング。
ちゃんと終わったと言う感じではあるんですが……ちょっと勿体ないかな。


まぁ、このまま続けると、Waltzはいかにも少女小説という感じでキレイにまとまってたんですが、もしも「たのだん」が続けば、行ってはいけない方向に進んじゃったかもしれないですけどね(苦笑)。