ダブルクロス The 3rd Edition ルールブック2
先月より版上げのダブルクロス。
第三版、The 3rd Editionのルールブック2冊目。
ダブルクロス The 3rd Edition ルールブック2 (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: F.E.A.R.,矢野俊策,しのとうこ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 文庫
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赤が基調のルールブック1と緑が基調のルールブック2が揃って、いい感じです。
正直、ルールブック1の時点で、「このあと、ルールブック2に何を掲載するんだろう」と思ったんですが。
うーん。
案の定と言うか。
ルールブック1では削られていたエフェクトが追加。
15種だったエフェクトが、今回のルールブック2で23種が追加され、合計38種。
更に、今回、ダメージを与えたりするような明確なデータ上の効果はないフレーバー的なエフェクトを「イージーエフェクト」と新しく定義。それぞれ7種ずつ追加。
本当にただスポットライトを当てるだけのエンジェルハイロゥのエフェクトや、キュマイラの獣化時の毛皮が触り心地がいい、と言うだけの、従来であれば演出で処理していたような部分がルール化されています。
また、エネミー専用エフェクトが多数用意され。
……やっぱりナンというか「フツーのTRPGになっちゃったなぁ」という感じが否めません。
そして、今回、新たに追加された要素として。
レネゲイドビーイング
という存在が設定されました。
レネゲイドの影響で意思を持った、人ならざる存在。
よーするに、妖怪ですな(笑)。
これも、今までは演出や設定だけで処理していた部分で、UGNが確認している例としてシザーリオや銀目の鴉が上げられています。
そして……このレネゲイドビーイングの活性顕在化と、ルールブック1で謎の残っていた「あの方」に新しい情報が。
まぁ、「あの方」なので、これすら本当のことかは非常に怪しいと思ってますが。
その他、アイテムデータの充実。
サンプルキャラクターが新たに9体。
シナリオが2本となってます。
DX2に比べ、DX3は洗練度がいまひとつに感じはしますが、フツーのTRPGとして内容に不満はありません。
ただ、単純にエフェクトだけ見ても、ルールブック1とルールブック2に分散してしまい、また文庫ゆえ視認性も悪いので、幾ら入手しやすくなったとは言え、痛し痒しですなぁ。