Role&Roll vol.59

表紙はルーンフォークとタビット。

Role&Roll Vol.59

Role&Roll Vol.59

特集は、今月にはアルケミスト・ワークスの販売が控えるソード・ワールド2.0
そのアルケミスト技能のがっつりとした解説。
そしてシナリオ「五色の秘密」は、アルケミストの技術が回収された際の遺跡探索。
アルケミストの五要素を理解するための迷宮になってます。
昔のドラゴンマガジンに、こんな感じの水野良デザインのダンジョンがあったなぁ……あれはデーモントラップだったけど(笑)。
実用品であるシナリオが掲載されるの本当にありがたい。
まぁ、SW2.0の場合、ダンジョン物が圧倒的に多いので、今後、シティアドベンチャーやストーリー物が増えて欲しいなぁ。
実際、旧SWの時分、軽量でストーリー物の多かったシナリオ集5「闇からの脅威」辺りから一気に既成シナリオの使い勝手が良くなったからなぁ。


六門セカンドが、大井雄紀の新リプレイ開始。よーやく爽やかな作品になりそうです(笑)。
デモンパラサイトは悪魔憑き・AAS搭乗者・サイボーグ・ミュータントの「違い」を解説。Lead&Readのイラストを流用しているのだけれど、文章内のメンバーは「異形たちの街角」のメンバーじゃないのが、何故? って感じ。
感知能力と食事や睡眠での回復だけなので、もう少し掘り下げて欲しい感じはしますが。
サタスペ、カオスフレア、ダークブレイズもシナリオ掲載。
ダークブレイズの場合は、シナリオと言うかシナリオ用パーツと言う感じではありますが。……しっかし、このハートマン軍曹的なFAQは寒いなぁ(失笑)。
シノビガミはシーン別にセッション回しのテクニック紹介。前回もセッション・ハンドリング関係じゃなかったっけ? あんまりヴォリュームがあるシステムじゃないんだから、解説ばっか増えるのは本末転倒のような気がする。それから、異なる流派のシノビがチームを組むための「血盟」というルールが追加。
まぁ、あんまりそういうのを規定しないほうが、面白そうな気はするんですけどね。


それにしても、Role&Rollはコンベンション情報を載せていただけるのはありがたいのですが、……正直イマヒトツな感じです。


どうやらあまり編集に手間をかけておらず、到着順にペタペタ貼ってるだけっぽくて。
例えば、今月はうちのコンベは掲載されていません。
先月号に二か月分掲載されちゃったから、だと思われます。
昔の「RPGマガジン」はこの辺りが本当に細やかで。こちらで何を言わずとも最寄の開催日にズラしたり、発売日に近い場合は二ヶ月に渡ってと考えて掲載してくれたり。誤記があった場合、わざわざ確認してくれたりもありました。
いま考えると、この辺の対応だけ考えても、すごい雑誌だったなぁ。
……そりゃもちろん、掲載してくれるだけでありがたいは、ありがたいんですが。
Role&Rollの場合、〆切が「発売の1ヶ月と15日前」と設定されているのですが、その発売日がしばしばズレるので、こちらでコントロールしたくてもなかなかできないんですよね。
折角、いまのTRPG業界を牽引する雑誌なのだから、この辺、細やかにやってもらえたら、嬉しいなぁ。