神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック&こんふゅーじょん・ぶるう

今月のポリフォニカ新刊は、ブラックとぶるぅの2冊。

神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック (GA文庫)

神曲奏界ポリフォニカ プロミスト・ブラック (GA文庫)

プロミスト・ブラックは過去編。
マティアとマナガが出会った、その一件。
そっか、前巻でマナガの精霊島時代とは異なる現在の姿の秘密が描かれたのですが。それ抜きにしては、この話は書けなかったワケですね。


……ただまぁ、根本的には、その一点に尽きるわけで。


マティアが家族を喪い、マナガと出逢い。
また、まだサダメキ姓のティグレアとの出会いもここで描かれるのですが。
まだまだマナガの「犯した罪」のことについては明かされません。
冒頭の「アレ」が、そうなのかなぁ、と思うんですが、定かではありません。フツーは、もっと前の、恐らく精霊島時代のことだと思うんですけどね。
その辺りは、ホワイトが進み、ブラックも次の1冊で言うなれば「第一部完」という節目に当たる。
その後はしばらくレオン続編がメインに来て、ホワイトで秘密が明かされた辺りで再開と言う感じですかね。
いや、大迫純一ポリフォニカのことだ、きっと安易な予想通りには行かないに違いない。


そして、ぶるうの3巻目。
ニートの主人公、巨乳メイドの精霊というテクスチャに阻まれ、その正体が実は真面目に「人間と精霊のあり方」を描いている作品だと言うのがわかりにくいんですが。
その一旦は、巻数が少なく、2冊とも単巻完結式だったこともあるかと思います。


今回、「こんふゅーじょん・ぶるう」はナンと続き物です。
ブラウクローネ号がサルベージされ、その片方では王室に対してのテロが、隣国もなにやら騒がしい。
ぶるうの雰囲気に似つかわしくない、シリアスな展開です(笑)。
そして、クルナとルーファは諸々の罪を擦り付けられ、なあなあの内に逃亡生活へ。


……なんというか、何も失うもの、なさそうなクルナだから、それでどーこー苦に思うとは思えないけどね(苦笑)。