劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム

というわけで
ぼくらのウォーゲーム」を引っ張り出して観ます。

まあ、この頃のデジモンの映画は東映アニメフェアの一編だったので、都合40分しかありません。


この物語。
デジモンアドベンチャーの後日譚に辺り。
このため、各キャラクターの掘り下げとかはまったくされておりません。
またデジモンと子供たちが別れた後の話であり、デジタルワールドとは似て非なるインターネット世界の話なので、実はTV版を見ていた子供たちにとっても不可解な部分が多い作品なのですが。
そこは細田守
短い尺に、音楽と併せテンポよく乗せた現実世界の描写で、うまーく省略しています。


特に、短い時間の話なので、本編8人の主人公のうち、4名だけを中心に話を回しています。
この辺、実に大胆な決断です(笑)。
ヒカリは友達の家を抜けられず、ミミはハワイ旅行、丈は中学受験。
そして空は太一とケンカをしていて、話に関わってきません。もっとも二人が仲直りすることこそが*1この作品のシメなのですが。


さてそのケンカの原因。本編を知らないと意味がわかりません(笑)。
しかも最後にエンディングでかかるシーンがそのまま02へ繋がります。
そういう本編のファンとしては非常に嬉しい話ではあるんですが。
……問題なのは、そうやって折角TV本編と劇場版で描いた太一と空の関係が、02ではさくっと解消されていて、何故か空がヤマトとくっついていることなんデスけどね(泣)。

*1:そして、ディアボロモンの仕業によってその機会が遅れることこそが。