ヴァルプルギスの後悔(2)
- 作者: 上遠野浩平,緒方剛志
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/08/10
- メディア: 文庫
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明らかに只人ではなかった彼女の秘密が明かされる……わけなんですが。
ブギーポップのシリーズに連なる作品なんですが、ブギーポップの名前は付いていません。
「ビートのディシプリン」同様、外伝の扱いなのかもしれません。
でも、統和機構の秘密や世界の根幹に関わるMPLSの出現があって……ブギーポップ世界を語るにおいては欠かせないシリーズです。*1
……確かに、現状、ブギーポップの姿は影も見えません。
これだけ暴れているヤツらも、「世界の敵」じゃあ、ないってことなのでしょうか。
ひょっとしたら、何か理由があるのかもしれませんが……
それにしても、キャラが増えすぎて、もう把握できません。
“傷物の赤”は、個性の強いキャラクターのはずなんですが、同時に強力な能力者が出すぎて、どれがどれやらです。
初期の飛鳥井仁ぐらいインパクトに対して、描かれ方がしっかりしてれば忘れないんですけどね。
ブギーポップで15冊、ビートと本書を入れると21冊。
1998年からだから、意外に刊行ペースは速いんだなぁ。
……そろそろ、畳まないとね。