エリンディル・レジェンドガイド

ナンか、ここまで来ると、「富士見書房、どうしちゃったの!?」って気がするなぁ。
上級ルールブックがゲーム・フィールドから出ているのが、不思議な感じになってきました。

ある意味、アイテムガイドやエネミーガイドなどと同じラインで、過去にあちこちに分散して発表されたものを、集積&増補して一冊にまとめたもの。
のハズだと思うんだけど。
今回の場合、確かにワールド解説の中や、シナリオの中で触れられたものも若干混じっているようだが、ほとんど書き下ろし。
テーマは「伝説」。
エリンディルに流布する様々な伝説伝承がまとめられている。
……本当の意味での「伝説」時代の、でかいネタが多すぎて、ちょっとそのままシナリオフックにするのは、僕には難しそうだなぁ。
一つ一つがキャンペーンの題材になりそうだ。


第三章の「エリンディル英雄列伝」では、過去のリプレイシリーズの解説と、「その後」を含む形でのキャラクター紹介。
そして、第四章。三話からなる“第三次ギルマン戦争”を題材としたキャンペーンシナリオ。
愛されてるなぁ、ギルマン。
まぁ、邪悪化した妖魔と違って、純粋に異種族として、理不尽な衝突や妥協の余地がある相手として、扱いやすいのかもしれない。
……単に、製作者の趣味だろーなあ(笑)。