と学会年鑑KIMIDORI

6月のトンデモ本大賞のイベントを前に、定期刊行になっています「と学会年鑑」シリーズも2001年から始まって10冊目になります。

と学会年鑑KIMIDORI

と学会年鑑KIMIDORI

……


今、さりげなく嘘をついております。
いやまぁ、正確に言うと、嘘ではなく、真実しか言っていないのですが、あの言い方だと、まるで年次刊行されているかのように聞こえます。
実際には、2004年には刊行されてませんし、今年も先日BROWNが出たばかりで、定期刊行に含まれない刊行物もあります。
ある意味で言えば、誤誘導にあたります(笑)。
トンデモはこうして作られていきます(嘘)。


さて、今回はBROWNと異なり、定期刊行バージョンなので、メンバーの定例会発表からの抜粋と、2008年の第17回・トンデモ本大賞のレポート。


トンデモ本大賞レポート内で、「今年は不作だ」と繰り返し述べられていますが、そーかなぁ、と思います。
確かに本数は少ないんですが、陰謀論疑似科学、ビジネス書(?)と基本の忠実で。
ある意味、トンデモ本という世界を見ているにあたって、やはりこういうものは廃れないんだなぁということがわかる、実にすばらしい結果だと思います(笑)。
確かに、目新しいモノがあったほうが、面白いですけどね。
そうすると、そっちに票が流れることが多いので、これはこれでアリではないかと思う次第です。


今回、全体的に内容は充実していて堅実で、面白く読み進められ、買って損はない内容だと思います。
……前回のBROWNはヒドかったからなぁ。
BROWNと言えば、「帯」ですが。
今回のKIMIDORIも帯がなく、コピーなどを直接カバーに印字されています。
が、BROWNは明らかに帯がかかっている風を装うデザインだったのに対し、こちらはまぁ、こういうデザインだといわれれば、許容できなくもありません。
今後の経過を見守りたいところです(笑)。