ダブルクロス・リプレイ・エクソダス(3)

あの大惨事*1から約半年。
満を持して、最終巻。

裏表紙解説にもあるように、もう2巻のネタバレ解禁の時期だと思いますが。
念のため。
ジャーム化したかつてのPC1、真也。
その真也をどうにかするのが、今回の、そしてエクソダスシリーズの終着点。


真也に代わって、矢野俊策は新キャラで参戦。
X06ピクシーのAIの基本フレームから作られたロボット、グレムリン。ブラックドッグ/オルクスのサイバー系支援役。
その代わりに、リビルドでガブリエルが汎用系からアタッカーへ再構成。
まぁ、真也も矢野俊策にしては遊びのあるデータだったから、カツカツの支援でバランス的にはちょうど取れているのかもしれない。


ホント、正直、あの大惨事からどうやって決着をつけるのかと思ったけれど。
ルールや世界観を壊すことなく*2、希望あるラストへ繋げた。
GMの伊藤和幸も、プレイヤーの面々も、イラストのしのとうこも。
本当にgood Job! って感じ。
オリジンやアライブのような、端から端まで練りに練られた珠玉の一品ではないけれど。
ダブルクロスの歴史を飾る、良作です。


そうす、もともとのモチーフにサイボーグ009があるせいかもしれませんが。
あのラスト、ちょっと「超銀河伝説?」って感じが……*3

*1:http://d.hatena.ne.jp/skywatcher/20081118/p2

*2:ジャーム化は覆せない、ってのはダブルクロスの大前提だから、これだけは覆してはいけない。

*3:冷静に考えると、僕、「超銀河伝説」見た記憶ないんだけどね(笑)。なぜかラストだけは覚えているんだよね。ナンでだ?