拳と魔封の物語(1)
SW2.0リプレイ、3本平行進行の最後の1シリーズ。よーやくの登場。
長かったなぁ。
ソード・ワールド2.0リプレイ 拳と魔封の物語(1) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 諸星崇,グループSNE,北沢慶,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/04/20
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 16回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
いや、正直Role&Rollは毎号買っているのに、どうも長期連載ってわかっていると詠むテンションにならないんですよね。
なので、初見。
SWのリプレイでは珍しく、プレイヤーが4名。
主人公格がグラップラー、シューターが2名でフェンサーはグラスランナー。
ただでさえ人数が少ないのに、かなり変則的なパーティ構成とも言える。
変則的なのはそれだけにとどまらず、キャラクター作成の最初からPCの1人には「滅んだ街の最後の生き残り」という立ち位置が与えられ、当初より「黒いルーンフォーク」という目標を牽引要因として用意するなど、既存のSWリプレイでも珍しいホットスタートになっている。*1
その上、F.E.A.R.的に言えばPC2枠は、蛮族側組織とのつながりを敢えて設定してみたり。
趣向を凝らしていて、非常に興味深い。
うーん、ただ。
ナンというか、華がない印象は受けるよね。
内容とマスタリングは、どちらかと言うと堅実な部類に入る。決して面白くないワケじゃないんだけど。
イラストの絵柄も、いわゆるアニメ絵というヤツで一般受けしやすいと思うのだけれど*2、あと一つ、何か一つ、足りない感じがする。
続刊では、その辺を期待したい。