ささやきのモノクローム

コミックスに続いて、トリニティ×ヴィーナス、リプレイも第2巻。

今回も2話収録。


……とは言うものの、第3話はちょっと番外編みたいな感じ。
キャラクターを替え、内容もシナリオクラフトを使用。
オメガ役の是空とおるが抜け、替わりにグループSNEの力造が参戦。
キャラクターは、カイン・ウィリアムス。
デモンパラサイト「剣神」4巻の登場人物で、嵐の元同僚。*1
剣神では口調も若い傭兵という印象でしたが、今回はベトナム戦争時代から現役でVIP能力で老いを止めている。という設定で、どちらかというと同じ「剣神」のロドリゲスも混じっている感じです。
そして、カインがエグゼキューターを取ってしまった関係で、バランス調整のためにレンがリコンストラクションでオフィサーに。
というか、既にリコンストラクションを超えて、別のキャラです(笑)。
多重人格の一人格ということで、まぁ、それもアリといえばアリです。


そんな第3話で振られた伏線を踏まえて第4話は元のメンバーに戻ります。
敵は、この時代の十仮面の第4位。
“嘆きの聖女”クアドラ。
このクアドラが欠け、後にレンが同位を埋めることになるわけですが、いー感じで、伏線を張っていきます。
というか。コレ。どう考えても、オメガが死ぬかMIAになる展開以外、考えがたいよなぁ(笑)。


全体的に、内輪受けと言うか独りよがり感が強かった1巻に比べると、随分と読み安く、読み応えがあります。
ただ、逆に残念なのは合鴨ひろゆきのイラストの質が落ちていること。
1巻に比べても落ちていて、殆どキャラの描き分けができない状況になっておりますが(これはコミックス2巻も同じ)、カオスフレアでのデビュー当時に比べると、ちょっとヒドイかも。
ここのところ、シルバーレインもあって、忙しかっただけだと信じたい。

*1:敵役なので、そこで倒されちゃってますが。