少林少女

この作品を見るにあたっての曰くがある。
劇場のトレーラーでこの作品を見たとき、ちょうど柴咲コウが「ガリレオ」の出演で好感度を上げていた頃だった。
いいなぁ、と思った。
しかしスケジュールが合わず、公開もそろそろ終わるという頃、例会で神代さんに「見に行きたいんだよね」と話した。
彼女は見にいった。


そして、その後、彼女は私にこう告げた。
「責任をもって見やがりなさい」
と。
ガクガクブルブル

……なるほどなぁ。


まず。
あのトレーラーを見たとき。フツーのこういう内容を想像します。
柴咲コウはじめ可愛い女の子たちが、少林サッカーのようなアクションでラクロスをやる話なんだろう、と。


……そんなシーンはエンディングのわずか1分程度しかないよ(涙)。
それ以外のところは何をやっているのかと言うと……何をやっているのかさっぱりわからない。


どうやら「悪い人」らしい学院長は、強いらしく、最終的に戦いになったりするのだが。
……ナンで!?
いや、確かに「悪い人」っぽい面構えですよ(笑)。
でも、ナンか悪いことしてる? スポーツ選手を軍事産業へ投入しているって言ったって……ある意味、確実な就職斡旋じゃん(笑)。


しかも、最終的にエンディングの少林ラクロスのシーンでは笑顔で応援してるし。
そこの、家をガス爆発させた小さいおっさんは、笑顔で応援していいんですか? 意味がわかりません。
作品を通して、ナニが言いたいのか、ナニがやりたいのか。
さっぱりわかりません。
確かに、柴咲コウは可愛かったかもしれない。
だけど、それだけだな。アクションは頑張ったといわれているが、ゼンゼン女の子の動きだし。まだまだ。
柴咲コウのファン以外にはきっつい作品だなあ。