旅する大樹とあるく赤い砂漠

旅する大樹とあるく赤い砂漠―Replay:りゅうたま (integral)

旅する大樹とあるく赤い砂漠―Replay:りゅうたま (integral)

ナンというか、もはやブレなく面白い。
りゅうたまリプレイの第3巻。


今回は、2話収録。
まぁ、1巻目も2巻目も、うち2話ずつは前後編だったので、実質2話ずつみたいなモンですが。
いっそ潔いいいと思う次第です(笑)。

第7話 ティグレ坊やと狩人娘
第8話 あるく赤い砂漠

ティグレ中心の第7話と、ポーレ中心の第8話。
これでPCが一巡したような感じですね。*1
ティグレは砂漠の部族の成人の儀式を通じて、オトナになったりならなかったり、ちょこっと、LOVEの世界を垣間見たり(笑)。
ポーレは自らの目指す「商人」の世界に惑い、迷走します。


それにしても、りゅうたまは、そのほんわかしたイラストやネーミングに似合わず。
実は、それは恐ろしいゲームです(笑)。
……ちょっと判定に失敗すると、旅路に倒れてしまいます。
それを象徴するかのように第8話では、一人の旅人が野垂れ死ぬところから物語は始まります。
そうして過酷な砂漠を旅して、一人欠け、二人欠け……ナンてハードな展開が続いたりします。


とりあえず、旅する大樹をめぐる旅人の物語。
関連人物が出揃って。折り返しというところでしょうか? 次巻が楽しみです。

*1:いやまぁ、バルフェンの過去とかクリュウの過去とかはもっと掘り下げようはあると思いますが。でもまぁ、バルフェンはともかくクリュウは過去を振り返っても面白くはないかもですね。