シルバーレイン・アーリーデイズ(1) 銀の雨降る
シルバーレイン アーリーデイズ1 銀の雨降る (ファミ通文庫)
- 作者: 株式会社トミーウォーカー
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: 文庫
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シルバーレインの舞台である銀誓館学園が創設される以前の、始まりの物語。
悪くないです。
主人公は男女の2人。今巻では、それぞれの物語が進行して、最後に出会うことになります。
……あんまり、ちゃんとした出逢いにはまだなってませんが。
まだブチ当たっただけって感じですね。
まぁ、ナンというか驚いたことに、あまりクせのない能力モノのライトノベルって感じに整っています。
アクのある友野詳のセンスも、元がPBWなので目立ちません。
例えば、ネーミングセンスにしても主役の2名が雨堂盾哉と矛城晴恋菜*1、サブを矢澤浮雲とアーマリア・ラルカンスィエルという中坊マインドあふれるものですが……元がPBWだからしょうがないよなぁ、と納得(笑)。
出てくるゴーストがそりゃあもうヘンなものばっかりなんですが……これも、元々のPBWのシルバーレインにこういうテイストのモンスターばっかりだからなあ。小説版だけ理路整然とした美しい敵が出てきても、それはそれで興ざめということですね。
まだまだ物語は始まったばかりで、これがどうシルバーレインの世界につながるのかは予想が付きません。
ただ、後の銀誓館の校長先生と思われる人は登場しました。
この時代、トラック運転手をしてましたか。
今回はほぼすれ違っただけですが、再登場はするでしょう(しないと銀誓館ができそうもありません)。
あとまぁ、特筆すべきはイラストが良いということです。特に、眼鏡っ子萌えの方にはたまらないでしょう、ねぇ(笑)。
いや本当に、。
シルバーレインは真っ向からネクストスタンダードを狙ってきているな。という印象が強く感じられます。
あとは、購読者層の広そうな雑誌でコミック化、ネットラジオ進出と言うパターンが予想されますが。はてさて。
あー、そういえば、いくら1995年が舞台とはいえ、携帯電話やインターネットに関するくだりはしつこすぎかな(笑)。
*1:これで、「せれな」と読みます。大概な中坊ネーミングなんですが、ハーフなんだからある意味しょうがありません。