花よりも花の如く(6)
成田美名子のエキセントリック・ジャパニーズ能漫画。
最新刊。
……今、ナンかコピーつけなきゃと思ってつけてみましたが、我ながらひどいセンスだ。
- 作者: 成田美名子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
関係ありませんが、先日CIPHERとALEXANDRITEを読み返しました。
確か、ジェイクとロイは67年生まれなので、今年で41才。
911NYテロの時には34才。
きっとジェイクはNYは離れて上品な街にオフィス構えてささやかだけど堅実な文筆をやってたんだろう、とか。ロイはあちこちロケで飛び回ってるんだろうからテロには巻き込まれなかったな、とか。
そういうことを考えられるリアルさとエキセントリックさの融合が、魅力あふれる成田ワールドである気がします。
911でツインタワーが無くなっちゃったとき、不謹慎かも知れませんが、彼らの世界と断絶したような気がしました。
少なくとも、現実はフィクションよりも悪い方向に流れていっています。
この、「花よりも花の如く」は僕らの住んでいる日本よりも、ほんの少しマシな世界だと思います。
僕はどちらかといえば新劇だったり、ミュージカルだったりのほうが好きで、そういう世界に生きてきましたが。それでも、日本古来の文化は尊ぶべき文化として尊重します。*1
そこに、心があるからです。
コミックスという形でも、それを伝え、広めていけるのは素晴しいことだと思います。
まぁ、今回、憲人は能舞台から離れて、ドラマなんて世界にチャレンジになっちゃうわけですが(笑)。
*1:先日、ささやかですがお神楽を奉納してきました。この場合、自分で舞を奉納するわけではなく、納志して舞ってもらうことを指します。