白き災いが天に舞う

シルバーレインRPGリプレイの第2巻。
前巻に続けて、安定してよい感じです。


シナリオとしては第四話「廃病院の怪」が、これまでのキャンペーンテーマであるファンガス周りからは外れた単発シナリオ。
第五話・第六話の表題作「白き災いが天に舞う」がファンガス関係の続編になります。
まぁ、大きく進展したというよりは、ちょっと前進という感じですが、プレイヤーが楽しんでいる感が読み取れるのが素晴しいです。
ブコメ、伝奇とプレイヤーそれぞれが演出をこれでもかとアピールしています。


しかしこう見ると、表紙イラスト、文量・価格などなど、実に適正でシルバーレインという新しい間口を、新しいユーザーに解放している感じがします。
ネクストスタンダード狙いと言って過言ではない感じです。
ダラダラと長く続くのはマイナスです、3〜5冊ぐらいできれいにまとまってくれると、シルバーレインの流れに加速をつける形になるんじゃないかな。


……しかし、以前SW2.0&シルバーレインのコンベンションの際トークショウで。
篠谷「上村先生と力造さんがおかしくて」
上村「あれは、チョコラータとセッコと言って、誰でもやる基礎教養みたいなもんですよね」
という話があったんですが、実際、同日発売のリプレイ1巻にはそのシーンはなく、今回の2巻に該当のシーンがありました。
ということは、このセッションは6月以前の収録ということか、時間かかるものなんですなぁ。