晴れの海

転じて、朝の天気は晴れ。
まぁ、その後、ときどき曇り、雨という感じ。


相も変わらず、世界は美しい。
……ここ限定ですが。今は、そう思える。

人出は結構多い。中学生ぐらいかな、荷物を見るだに修学旅行って言うわけじゃないんだろうけど、そういう集団が3校ばかり。制服を見る限りね。
まぁ、修学旅行や遠足(!)でディズニーランドかよ、とも思うけど。
テーマパークが悪くて、東京タワーがいい理由はないので、まぁ所詮は他人事。
しかしランドではなくてシーにした企画者のセンスには賞賛を送る。
単に混雑の問題だとしても(笑)。


ゆるゆると12時までホテルでくつろぐ。
まぁ、今回はちょっと良い部屋にしたので、時間単価で考えてもパークの1日券以上になるので(笑)。
セコイな。
そんなことを考えていたら、朝食はぎりぎりになってしまった。
ホテルの和食プランを選択。
ルームサービスを頼んどく手もあったんだけど、時間がなくて失敗。
老舗『なだ万』の朝食は、あくまで朝食プラン用のものでしたが、満足のいくものでした。
特に、白味噌の茄子とお麩の味噌汁がものすごく甘みというか地味というか美味でした。


結構人出が多かったので、今日は散歩主体。
前日にあまり回らなかった、ミステリアスアイランドやアラビアンコーストを中心に。


アラビアンコーストといえば、折角のジャスミンズガーデンは6/19までで終了していました。ナンか仮撤去みたいな状態になっていました。
それも一つのオブジェに見えるのが、ディズニーのディズニーたる所以ですが。
あと、プログラムには乗っていないように見受けられるのですが、以前の「プレシャス・トレジャーズ・オブ・アクラバー」みたいに洗練されてアレビアンアラビアンしていなかったのですが、ダンスショーをやっていました。
ちょっと人だかりが多かったので挫折しましたが。


アメリカン・ウオーターフロントで、ピコピコ音を鳴らす掃除人さんのエンターテイナーさんを見たり。


ディナーが17:50からとちょっと早めになってしまった上に、朝食が遅かったので、ノーチラスギャレーで軽食。
隣のカップルで、女の子が、男の子のほうからターキーを「ちょうだい」と貰っていたのですが、注意を聞いていなかったので肉汁がボタボタボタっと可愛らしいワンピにはねてました。
まぁ、大事無いみたいだったからよかったですけど。
デートでそういうのあるとへこみますよね。そーいうのにかなりへこたれるほうなので、僕は(苦笑)。


件の、フォートレス・エクスプロレーションの新アトラクション。
ザ・レオナルド・チャレンジ。
体験してきました。
……やっぱり、マゼランズの前で並びを作るのにはものすごく抵抗がありますが。

↑これは後から自宅で撮ったものですが。
最初のホールで、S.E.A.代表のレオナルド・ダヴィンチから使命を受けます。
部屋は結構広いのですが、10〜15分間隔ごとに4組ずつ説明を聞きます。*1
しかし、今回は前日予約なので、“秘密の部屋”の方へ。
テーブルについてくれたのは若い男の子だったんですが、まぁこの子はガンバってはいるものの、まだ技術的にはあと一歩の余地があるという感じ。
だが、この日は支配人然とした男性が丁寧に仕切り、ヴェテランの女性の方が部屋を仕切ってくれていたので、非常に満足のいく時間が過ごすことが出来ました。
特に、女性の方には、急にお願いとかしたり、間が悪かったりもしたのだけれど、的確に対応をしてもらって本当に嬉しかった。*2
今日のマゼランズといい、宿泊したシェラトンといい、今回の旅行はヒューマンスキルが非常に高いサーヴを受けて、近年まれに見る満足でした。

オーダーは季節のスペシャルコースのガリオン。

・ホワイトアスパラガスとプロシュートのサラダ
・虹鱒のエスカロップ、ノイリーソース
・国産牛フィレ肉のポトフ仕立て、マッシュポテトのがレット
・ダブルチョコレートムース、ラズベリーアプリコットのコンフィチュール

普段は写真とか撮らないんですが、今回はあまりに嬉しかったのでマナーは悪いと思いましたが撮ってきました。
よくよく考えると、毎回撮っていればマゼランズのメニューの記録になるのに、と思わなくもないのですが。特に、最近だと「美女と野獣」モチーフのコースはすばらしかった。
マゼランズのメニューだけでファンブックとか出来ないかな。それだけの価値はあるのに。




料理は流石。
ホワイトアスパラガスはシャキシャキとした食感に、エディブルフラワーがベストマッチ。
虹鱒のエスカロップは、シンプルさが一番旨味を引き出すものだと、食材を熟知したものだけが出せる味。*3
牛フィレ肉のポトフ仕立ては脱帽。
マゼランズだと結構ポワレが多いんですが、今回はポトフ仕立てのため、非常にやわらかく、あっさりとしていて。もちろん旨味は逃しません。
切り分けられているのも二箇所の部位で異なる味と食感が楽しめます。
しかも、その盛り方は花をイメージしてある。
本当にマゼランズのシェフには頭が下がる。
デザートのチョコレートムースは、クリーミーなホワイトチョコのムースとカカオの風味豊かなミルクチョコのムース。そして、その内部にはラズベリーのコンフィチュールが姿を隠す。
ムースだけでもかなり絶品。
いつもシェフの組み立ててくれるコースは本当に新しい衝撃と喜びを与えてくれる。だから、コースメニューが減ってアラカルト主体になったことはちゃはりちょっと残念ではある。


あと、相方は25周年記念のワインとか飲んでいましたが、僕は車があるのでサンペレグリノで我慢。
ま、僕らはそんなに飲兵衛ではないので、正直この旅行だけで普段の2〜3ヶ月分ぐらいのアルコールを摂取していることになります。*4


天候の気流の影響で、花火は中止。
残念だけど、そろそろ帰宅の時間。
閉園の22時になった。
ふと気づくといつもの夜のテーマは流れていないのが妙に気にかかる。たたずんでいるとしばらくして、メロディーが変わる。
いつもよりほんの少しだけ、ディズニーの夜が長かった。
楽しい旅行が、これにて終わりを告げる。


……次に来るのは秋かな。*5

*1:多分、試験的にどの程度の人数で実施できるか試しているのだと思います)) こーいう地図を貰って、フォートレス・エクスプロレーションの各ミニアトラクションを回ります。 ちなみに、MAPの色が4組とも違っており、設問内容も異なっていました。多分、順序だけだと思いますが。 最初、僕は貰ってMAPを一読して。 「あのー。私、答えわかっちゃったんですけど……」とケイゾク中谷美紀風につぶやいてみました。 実は、MAPをよく読めば、実は解答は導ける。 そんなことをしても面白くないので、お勧めはしませんが。 各ポイントで三択の設問に答えて移動を繰り返す構造なのですが、実はぐるぐる回って、最終的に一箇所へ行くようになっている。 設問の中には、正解が存在しないものもあり(タイミングでどの選択肢にもなりうる)、ようするにフォートレス・エクスプロレーション内を目的意識を持って歩き回ってもらうのが醍醐味。 実はしみじみといい場所が多いので、あまり人通りが多くなっては欲しくないんだけど(笑)。 正式運用になったらMAPを集めるか! でも、実はMAPが大きいので、その後結構邪魔だったりするんだよね。 ディナーまでの少しの時間。 波止場でカットフルーツを片手に、ビールと相方はスパークリングワインを飲みながら休憩。 風が心地よい。 そうして。 ディナーはプライオリティ・シーティングを入れておいたマゼランズへ。 行ってみたら入り口の演台みたいのが既になくて、どうやら今日は満席の様子。昨日のうちにプライオリティ・シーティング入れておいてよかったわ。 いつもはだいたい当日に来て予約を入れるので、前日予約は余りしないのだけれど。 価格帯がどーんと下がってから、結構人が入るようになっちゃったなぁ。 個人的には、最初期ぐらいの6000〜10000円ぐらいの価格帯が、一番嬉しいのだけれど。やっぱり、サービスもそれに比例するし。((例えば、今はスペシャルコオースの「ガリオン」ですらフルコースではなく一部を省略したセミフルコースになっている。

*2:近くにはマナーの悪い客もいて、「ブラヴィッシーモがやるんなら早く行かなくちゃ行けないのよ!」とかキレてる女性2人組とかいましたが。そもそもコース料理を食べに来て、入店時にも1〜2時間は見てくれといわれているのに、物の理解の悪い人もいるものだ。

*3:ちなみに、隣のカップルの女子が「サーモンがおいしいねー」と言っていましたが。……鱒なのでトラウトです。

*4:昔営業やってた頃は、1時間以内で飲む量だけどね。

*5:夏は暑いのと、家族連れが多いので回避しております。