ソード・ワールド2.0 ルールブック2

ソード・ワールド2.0  ルールブックII (富士見ドラゴン・ブック)

ソード・ワールド2.0 ルールブックII (富士見ドラゴン・ブック)

種族が増えました。
技能も増えました。
7〜10レベルの魔法も増えました。
モンスターもちゃんと増えました(笑)。


旧SWが、上級は2分冊で、魔法なんかのデータとモンスターに割れていたんですが、今回のルールブックⅡは、純粋に追加という感じ。
種族にはリルドラケンとグラスランナーが。技能にはエンハンサー(練体士)とバード(吟遊詩人)が追加。
グラランとバードはまぁ、馴染みとして。*1
リルドラケンは仕様としては完全に前衛前倒しの種族です。特殊能力で空を飛べますが、1日に合計6ターン(1分)までです。
錬体士は……えーっと、その昔、パワープレイというRPGがありまして(笑)。そこに錬筋術師というマッスル使いがいたんですが、そこまでイロモノではありませんでした。字面と違い(笑)。
いわゆる自分強化系のエンチャンターです。
これに伴い、生まれ表、経歴表も増えました。


あと、特筆すべきは〈剣のかけら〉と名誉点のルール。
これを貯めることにより、キャラクターの名声が上がったり、それに伴って地位や住居や称号を買うことができるようになりました。
称号に含まれる単語から必要ポイントを計算するというのは、面倒だけど面白いかも。
逆に、ダイス目から作れるようにもなっているし。
ただ、これらは買い戻しができないようなので、例えば古い称号から新しい称号へ変わりたいときには、名誉点はかけ捨てになっちゃうのが残念。

はじめに
第一部 プレイヤーキャラクター
  ・キャラクター作成の追加データ
第二部 ルール
  ・ルールの補足
  ・〈剣のかけら〉と名誉点
第三部 データ
  ・技能
  ・魔法
  ・戦闘特技
  ・アイテム
第四部 ワールド
  ・神々、種族、地理
  ・ラクシアでの冒険
第五部 ゲームマスター
  ・マスタリングの補足
  ・シナリオ「残忍なる襲撃者」
  ・蛮族の信仰と第二の剣の神々
  ・魔物
  ・魔物のバリエーション

*1:とは云うものの、グラランの「MPが【なし】でマナ素養がない。このため魔法を使うには魔晶石が常に必要。反対にかけられた魔法は抵抗すれば全て無効化」というのは、また一歩グラランの尖がり具合を伸ばしました。その反面、データ的には昔よりは尖っていません。