逆撃の獄は宿命の終局

あれ?

正直な話、友野詳のこのゲヘナ・アナスタシスのシリーズが*1始まったときは、正直、どうしてくれようかという感想でした。
高レベルプレイなのに、その点での読者へのフォローがない。
読者置いてきぼりの、2〜4ページにも渡るキャラクターの自己紹介の独白。
PCも個々人の個性が尖がっている上に、協調しないし。*2
ユエル、ゲヘナ2部のGMと、友野詳も最近復調気味だな、と思っていた矢先にこれでガツンとやられました。
正直、ゲヘナはAnで切ろうかと思ったぐらい。


しかし、慣れたのか何なのか良くわかりませんが(笑)。
今巻は面白い。
ラストに向けて話が収束してくるというのもありますし、PCたちがようやく協調しはじめたというのもあるでしょう。
まぁ、今更ながら、このキャンペーンの基本コンセプトが僕の好きな時間ネタ・運命改変ネタであることもあります。
高レベル邪霊を出す、というところも友野詳のB級大好きなエログロナンセンス趣味にもガッチリとはまったこともあって、ようやくいい感じになりました。
……最終巻ですけど(笑)。

*1:ゲヘナのリプレイも、4シリーズ目なんだから、ソード・ワールドみたいにシリーズ名があったほうが呼びやすいんだけどね。

*2:PCが協調しない立場でも、プレイヤーがうまく協調すればいいんですが、1巻時はそれができているとは言いがたかった。