ブラッド。ミュージック

エムブリオマシンのリプレイシリーズ、3巻目にしてとりあえずシリーズ完結です。

ブラッド・ミュージック―Replay:エムブリオマシンRPG (integral)

ブラッド・ミュージック―Replay:エムブリオマシンRPG (integral)

何だか、ロボットモノなのになぁ、って思うのが、3巻目にして機体のカラーリングとかを決めたりしているのがなぁ(笑)。
自分がロボットモノをやろうとおもったら、そういう部分って一番最初に気になるものだと思うんだけどな。
まぁ、1巻目はルールブック発売前のセッションだし、カラーリング決定はサプリメントの「御前試合」で追加されたルールだから仕方ないにしても。
その結果、過去の表紙・挿絵と色が違うよ、というのは、
「光の当たり具合です」
で片付けてしまうのは……なんか、もはやひとつの芸か。
しかも、そこで決めたカラーと挿絵のカラーが間違っている気がするが、まぁ、それは愛嬌。このカラーリングのほうが恰好いいし。
いや、正直、初めてエムブリオマシンの機体が恰好いいと思いましたよ、この挿絵で。
正直なー、ちょっとプレイしようという気になりました(苦笑)。
ゲームの中でも、特にロボット物とかって、絵の力が重要だと思うんですよね。


本書の内容は……ドリル男爵、これに尽きる!(注:男爵ではありません)
このキャラクターを見るだけに本書を買ってもまったく損がないぐらいです(笑)。
いや、髪形がドリルとかと言われるとGOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)辺りを思い出しますが。
性格は真反対です(笑)。



この本では「絶対に萌えさせないをテーマにしている」とか豪語しているくせに!
こんな萌えキャラを!(笑)
いや、ホントに超萌えキャラじゃないですか。
それだけのために1シリーズ買う価値はあるかもしれないぐらい。


まぁ、どうしても、ゲーム自体がウォーゲームなので、丁寧なレイアウトで紹介はしているのですが、やはり他のRPGなどに比べると実際のプレイに比べてリプレイで見せる戦闘の魅力というのは難しいのでしょう。
特に、ルールを把握しているかいないかによって、そこでの引っ掛かりが違ってくると思われます。
そこが、このゲームの最大の問題点でしょうね。


まぁ、シナリオがハッピーエンドならば、それでよしということかな。