緑のアルダ 第二部(3)
- 作者: 榎木洋子,唯月一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
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前巻にて、アルダとウルファの重いがすれ違ったまま、ウルファはラダの呪いの虜となってしまったまま、引きだったわけですが。
今回は、その続きとなります。
アナ王女のために(と思い込んで)アルダはウルファを取り戻すために……というお話です。
実は、僕にとってはアルダとウルファの恋愛関係とかどうでも良くて(笑)、この巻で一番良かったのは、ルダートがいい男だなぁ、と再確認したことですが。
ということで、僕としては、龍を連れて帰るのはルダート王子であって欲しい(笑)。
多分、両者が手を取り合わなければいけないのでしょうが(苦笑)。*1
プラス、今回は短編が1つ。
緊張感が……(笑)。
しかし、あとがきで「次巻が最終巻です」とか書かれているんですが……
早いよ!(笑)
榎本洋子って、このシリーズ*2しか読んでいないので、なんですが。主目的に入るまでの過程は長いのに、いざ、主目的に入るとあっさり終わってしまうんだよな。
この辺、少年マンガとは真逆だ。少年マンガはラスボスとの戦闘だけで延々と続いたりするからね。
しかし龍魔も龍の娘編があっさり終わって、「あれ? そんななの?」って感じだったし、アルダもこのまま守龍探しもラダの古代の神々のネタもいくらでも膨らませられると思うんだけどなぁ。惜しいぞ。
とは言うものの、なかなか終わらない作品もナンなので、とりあえず、どう幕を引くのか、それを楽しみにしましょう。