ハイデルランド英雄譚

[bk1はこちら]
BoA第三版にあわせて、改稿して出版されました。実際は第二版のプレイだったわけですが。
菊池たけしの「ディングレイの魔核」と稲葉義明の「まことの騎士」の二編収録。


菊池たけしのリプレイは……
もはや、ゲームを何に換えようとも、菊池たけし菊池たけし、という感じです。
プレイヤーがS=Fでもお馴染みの面々だから、ということもあります。


ただ、稲葉義明のほうのリプレイも、実に雰囲気はすばらしいのですが、はて、これがBoAかな、と思うと微妙です。
一小国の滅びるまでを舞台に、3人の騎士(としては足りない存在)が、騎士としての在り方を見つける、という話なのですが。
正直な話、敵が殺戮者じゃない。
BoAの嫌いな点というのが、シナリオのラスボスを殺戮者にしなければならない、ということが最大の欠点だったのですが、ここでは「殺戮者相当」で済ませている
それでよい、という指針としては非常に価値がある一品です。
……僕にとっては(笑)。


にしても、あまりに毛色が違いすぎるよなぁ(笑)。