Role&Roll vol.20

Vol.20か、早いものだなぁ……。

Role&Roll(ロール&ロール) vol.20

Role&Roll(ロール&ロール) vol.20

[bk1はこちら]
今回の特集はクトゥルフ
何というか、表紙がクトゥルフ着ぐるみの女の子というのが、ビミョーっちゃあビミョーなんですが(笑)。
クトゥルフの概要解説ページ挿絵の青木邦夫の描くHPLが必見です(笑)。
メイン舞台である1920年アメリカに関するちょっとした資料、そしてそれ以外を舞台の簡単な紹介、そして今回オリジナルの日本は千葉県は夜刀浦市の舞台資料。こちらは朝松健編集のアンソロジー「秘神」からのコラボレーション作品。
なかなか面白いんですが、もう少しキャッチの強い読み物があったほうがいいと思うけど、Role&Rollクトゥルフ書ける人は出揃っちゃってるからな(笑)。


その他の記事としては、基本的にはいつも通り。
ギガントマキアが終了。
ユエルは第一部終了だと思っていたんですが、次回で終了とのこと。まぁ、第一部ということなので第二部が続くのでしょう。単行本は続刊するのかな?
六門世界は、ナント、次回作「キャラクター・コレクション」で4レベル呪文に加え、儀式魔法、地形召喚が解禁、とのこと(これでようやく一人前だと思うんですが、如何でしょう----苦笑)。プラス、クロスボーンで使用できる新しい賞金首が追加。
デザイナーズコラム「私の愛したゲーム」は矢野俊策。正直な話、ページ数が少なくなってからは、内容も駆け足で薄味、面白くない。
また、今回、SNEの新ゲーム「デモンパラサイト」の紹介記事アリ。
……あさりよしとおの「ただいま寄生中」だな(笑)。
線虫飲まなきゃならんのか(苦笑)。しかも寄生されると肥満が解消されるが、常にお腹が空く……とただの寄生虫な気も(笑)。
僕は、SNEのRPGに対する姿勢というのは、商業としては向かないと思うが本質を突いていると思っている。だからこそ、ファンタジーにおけるソード・ワールドがあるように、安価で簡単でクセの強くない現代ものがあればよいのにと常々思ってきた。
今回、デモンパラサイトは1000円を予定しているということで、非常に理想的なのだが。もう少しダークな部分とか寄生虫モチーフとか曖昧にして幅広く受け入れやすいヒーロー像に近づけたほうが、絶対に成功すると思うんだよね。
確かにダークヒーローは特撮なんかでも普遍のモチーフだけど、ソード・ワールドに位置するようなエントリーしやすさは、むしろ戦隊のように「○○のパワーで変身できるようになった」というポジティブな方向だと思うんだけどね。ダーク方面を突き進んじゃうと、どう見ても劣化アメコミになってしまいかねない。
アメコミって、日本人に支持されてないでしょ(苦笑)。


なお、特筆すべきはP129、Role&Roll Stationの記事内に、JGC2006が新横浜プリンスホテルで開催されることが明記されている。
会場見つからずで無期限休催にならずに済んで、喜ばしい限り。