それも冒険だな

この「冒険」ってのが、いわゆる「無謀なことをやってのけること」という意味では、ものすごく当たっている気がする。
この番組、冒険だな。


仮面ライダーカブト
第一話を見た時点では、「なに、この悪人電波と悪の組織!?」でしたが、その後天道は家庭が描写され、加賀美やひよりとの関係が描かれるにつれて、わりといい人なので安心です。*1
あ、ZECTは悪の組織ですが、相変わらず(笑)。
しかしまぁ、正義の組織って言うのは普通、戦隊で描かれるわけだから、仮面ライダーというダークヒーローの出自としては完全無欠で明かるい正義の組織が出てきてもしょうがないのかもしれない。
なぁ、スーパー1(笑)。


ただ、カブトのデザインは恰好いいと思うのですよ、脱皮後。動きも流石高岩さんだし。
そういう意味で、トータルで非常に楽しみな作品になりました。
が……。肝心の、この番組のキモのクロックアップには、未だに違和感を感じるんですよね。
他の物体が完全に止まっていることも多いし、動いているものもあってスピードがさまざま。
ただ、そういう不連続性の空間なのだ、ということかもしれないけれど。周囲の物体は20分の1の速度で動いている、ぐらいのほうが分かりやすいし、絵にもなると思うけどね。
後は、ソーセージのCFみたいに残像を引きずって動くとか。
そうしてくれたら、爽快感のある画になって、楽しみが増えると思うんだけど。


ボウケンジャー
第二話。ようやく、組織がちょろっと出てきました。
ナンデスカ、あの上司の落書きは(笑)。
ちょっとクラスタ*2を思い出したのですが。相方は、「どこの天才てれび君?」とのこと。なるほど。
CGキャラクターしか出てこない謎の上司ってのはいいとして、もう少し凝って欲しかったなぁ(笑)。


まぁ、言いたいことはいろいろあるのだけれど、やっとわかったことが。
何というか、この居心地の悪さは、脚本、監督、役者、それから諸々の小道具さんとかロケハンする人とかのコンセンサスが、噛み合っていない感じがするんだよね。
例えば、レッドの性格にしても脚本だけ見れば、あんなに悪役っぽくないと思うのだけどね。役者の演技や、それにオッケーを出す現場の所為でナンか異常に悪役っぽいレッドになってしまっている。
もう、どこのリュウヤ隊長かって感じ。
同じことは他の4人もそうで、意外だったのは、ヴェテランの斉木しげるも、何というかまとまっていない、というか上滑りしている気がする。
ただまぁ、いい現場というのは、こういうのは何話かこなしているうちにまとまっていくだろうから、その辺を期待しよう。


あ、でも、とりあえずレッドの制服は作り直してあげようよ。
彼の体型だと、もう一回り大きくして肩パットを入れてあげないと、ブラックと並んだときにもたっとしてしまう。
最初の2話はブラックとの絡みばっかりだから、ものすごく気になった。


あと、やっぱり、どんなに理由をつけても遺跡や自然を破壊するのは許せないなぁ。
僕の学生時代の友人などは学者や研究者になった人が多い、そういう環境で育ったから、特にそう思うのかもしれないけれど。

*1:電波気味は家系のようなので、多分おばあちゃんの所為だと思います(笑)。

*2:タッキー主演の木曜の怪談に登場したスーパーコンピュータ。後に、アニメDTエイトロンにもエイトロンを操るコンピュータとして登場する。