Role&Rollvol.16

土曜日に購入していましたが、本日ほぼ初読み。

Role&Roll(ロール&ロール) Vol.16

Role&Roll(ロール&ロール) Vol.16

特集は大特集がゲヘナの2nd ver.紹介。小特集が「テーブルトークRPGをはじめよう」。
その他には、清松氏のSWのシナリオ&リプレイの記事と、扶桑武侠傳のリプレイが新連載。
RtoLのリプレイとウィズのサポート記事が終了。


ゲヘナ2nd ver.はゲヘナ・アナスタシスと名称決定。
アナスタシス、「復活」ですか。
王国の復活につながる新展開と言うことか。
とりあえず、ゲヘナという名称は短すぎるし、ゲーム的には頻出度の高い用語でもある。この作品以前にもV:TMのゲヘナがあったので、僕の周りでは、ナンとなく印象が薄かったり、悪かったりした。
ゲヘナ・アナスタシスという名称で、普及するかな。
ゲヘアナとか略されるんでしょうか(笑)。芸がないなぁ。ゲイシスとかどうでしょう……まぁ、いいや。
記事はリプレイと案内。リプレイは田中公侍著、浅井あきひろ画。内容的にはあくまで紹介用という感じで、けれん味なし。
新しい魅力を紹介する意味では、良い作品です。
ただ……何というか、これに限らないんだけど、SNEの最近の作品にはどうにも鼻につくところが多いんだよね。プレイヤー間での情報格差というか、会社内身分格差というか。
六門もユエルもそうだったんだけど、「開発スタッフ」という単語が入るとアヤしくなる。この開発スタッフという肩書きがついたプレイヤーはものすごく上から喋っている印象があって、どうも好きになれない。
これは僕個人の嗜好の問題なんだけどね。逆に、こういうのを「スゲー」とあこがれる時期もある。中学生の頃とかそうだった。でも、社会人になると、遊びの場につながるもので、そういうのを見せられるのはイヤな気分になる。
まぁ、これに関しては、うちのサークルはいざとなるとナンダカンダで上下関係がキビシイから(体育会系なので)、自戒とせねばならんところではある。


小特集、「テーブルトークRPGをはじめよう」。
以前Vol.13で僕が絶賛した森水鷲葉氏の記事である。
今回も、ベーシックにまとまっており、濃ゆくなりすぎず、実に良い記事になっている。こういう記事は、ベテランになった(と思った)後でも、何度と読み返すと良い。
何を忘れていたか、時々自分にブレーキをかけるきっかけになる。
ただ、今回は書きたい内容に対して微妙にページが足りなかったのかな、どの項目にも「あと一言」が足りないような、そんな気がする。


RtoLのリプレイは、まぁ元々の門倉ユルセルームにそんなに通じていないので、これでいいのかどうかは知りませんが、楽しめました。
ときにこの作品の売りは、GMの小林正親氏が、相方の井上鮭氏をはじめプレイヤー諸氏に散々な扱いを受け、そのいじられっぷり、道化っぷり、ヘタレっぷりが魅力となっております。
それは今号から始まった井上鮭氏の扶桑武侠傳リプレイにも受け継がれており、書き手が違ってもいじられキャラで徹していられる小林氏はスバラシイなと思うのです。
ヘタレだったり、変態だったり、ビンボーだったり、運が悪かったり、誰しもマイナスの特徴というものはあるもの。
覚悟を決めて、いじられに徹してキャラ立てするのは勇気と度量が要ります。
スネたり、逆切れしたり、「みんなわかっていないな、本当のワタシはこんなに○○○○なのに」と妄想の世界に逃げ込んだりと、大人気ないことをしてしまいがちですが。
小林氏はそうではない。
むしろvol.11のGM座談会なんかを見ると、「いじってください」と誘い受けをしている(気がする)。高等テクだなぁ。
次世代を担う天才かもしれん。


……と持ち上げたから、今後は多少非難しても(いじっても)大丈夫だろう(笑)。


その他諸々は継続中。
それにしても、毎月販売日が今ひとつ信頼がおけないよねー。17日っていう日にちの設定も今ひとつ中途半端だし。
15日なり20日なりにしてくれないかな。卸しにも18〜19日ぐらいにしか入っていないようだし、20日のほうがキリが良くて覚えやすいんだけどな。