ダブルクロス・ファンブック「LIVE BOX」

公式同人誌です。


確かに、小ネタ的な四コママンガ、同じくスキマ的な短編小説。と、同人誌色が強いです。まぁ、富士見の件のファンブックシリーズだと、読者の妄言みたいなものと編集部が書いたであろうドライな文章でアレな感じになってしまうので、サイズの問題以外は、こちらのほうがありがたい。
そのサイズの問題も、カバーをかけて電車で読めない、というだけで、実は追加ステージとシナリオが入っているので、このサイズのほうがいいのかもしれない。


さて、その追加ステージ「アキハバラ」ですが、ステージ紹介とそれに対応したシナリオとミニリプレイが1本ずつ。
通読すると。アキハバラで何が起きているのかわかるようになってます。
しかし……、セッティングとしては、実にファンサービス的というかお遊び満載の外伝的なステージで(笑)。
これは正史の展開として考えていいんだろうか。まぁ、F.E.A.R.作品の場合、SWと違ってあまり正史がどうのと拘らないのかもしれないけれど。


あと、特筆すべきは矢野俊策田中天しのとうこ菊池たけしの座談会。
これまでのダブルクロスの変遷などが語られており興味深い。特に、僕のようにGF誌を読んだことがないものからすると嬉しい限り。
ちょっとサポートページ見たさにGF誌を買おうかと思ってしまいました(笑)。
ただGF誌を買うってのの最大の問題点は、書店や通販サイトで取り扱ってないってことなんですよねぇ。
DX2に関しては、今までのエンターブレイン→GFの展開に比べると、富士見書房ってことで格段に入手難易度が下がっているわけなんだけど。
これで一般書店に流通しているRole&RollRPGamerなどにサポートが移ってくれればありがたいんだけど。GF誌にとっちゃ生命線の1つだろうし。
「RPGドラゴン」が復活する、でもなければ無理だろうな。……しかし、ありえないハナシだな、そりゃ(苦笑)。