カジュアル・セッション

たまにはRPGの話。
よくコンベンションの対語としてカジュアル(あるいは〜セッションとか、〜プレイとか)という言葉が使われる。
これは、朱鷺田祐介氏が使い始めた言葉だと記憶している。


でも……
思うのですよ、果たして「コンベンション」の対語が「カジュアル」でよいのか、と。


そもそも、カジュアル(casual)とは

カジュアル【casual】
[形動]格式ばらず、くつろいでいるさま。特に、気軽な服装のさま。「―な装い」
[ 大辞泉 提供:JapanKnowledge ]


カジュアル【casual】
[形動](服装などが)堅苦しくないさま。くつろいでいるさま。多く複合語として用いる。
⇔フォーマル
「―なスタイル」「―-コート」
[ 大辞林 提供:三省堂 ]

と、フォーマルの対義語。


ってことは、コンベンションは「フォーマル」で、「堅苦しい」のだろうか? と。
気を抜いていいわけじゃないけど、それと「堅苦しい」のとはちょっと違うんじゃないかなぁ。


少なくとも、スネークアイズ・コンベンションの基本方針としては(ライトユーザーでも)「気軽に参加してもらえるような場所作り」というのがあるわけで。
良くも悪くも一般のコンベンション事情としても、皆さんくつろいでいらっしゃるように見受ける(それはちょっと羽目を外しすぎなんじゃないか、という人も時にはいるくらいに)。
カジュアル・セッションという言葉が悪いとは言わない。ただ、対義語として使われたり、そう取られがちなとき、少々コンベンション運営をガンバっているものからすると、ちょっと苦笑いしたくなる。


個人的には、自分のサイトの中では、コンベンションの反対に当たる「親しい仲間同士で気軽に集まる場所」に、もう少し実態にあった優しい名前を付けたいな、と思う。
何か、いいアイディアないかなぁ……