アリアンロッド・サガ・デスマーチ 死んで花実が咲くものか!
既に三シリーズが並走中のアリアンロッド・サガ。
ここで更に一シリーズが登場。
アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ 死んで花実が咲くものか! (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 田中信二/F.E.A.R.,猫猫猫
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 文庫
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GMは田中信二。
プレイヤーは菊池たけし、鈴吹太郎、たのあきら。そして声優の酒井香奈子。
このシリーズのコンセプトと立ち位置は。
フェリタニアのピアニィの部下。
無印第三巻で大きく方向転換してしまったフェリタニアの方針。
その隙間を埋める、というか。
尻拭いと言うか。
フォローをするために動き出したのが、いわば中間管理職たる独立部隊、エンジェルファイアー。
田中信二の作品と言うと、僕は「時計仕掛けの破壊神」ぐらいしか知らないのですが。
正直、先の作品では正直なところ、GMとしての力量は特筆すべきところはありませんでした。
しかし本作は面白い。
ゲストプレイヤーの酒井香奈子が、アルの義妹のアキナ・ブルックス。
それを支えるのが、レイウォールの元軍師、アヴェルシアの元臣下、そしてグラスウェルズから飛び出した盗賊の混成編隊。
正直な話、プレイヤー構成勝ち、設定勝ちです。
これまでのアリアンロッド・サガの場合。
個人的には、あまり魅力のあるキャラクターはいなかったんと思ってます。
男性キャラで言えば、アルは外見はまぁアリとしても女性受けする性格じゃありません。ナバールは……濃すぎます。アンソンとゼパさまはネタっぽいし。ダインは鎧甲冑。
ありだなぁ、と思うのはユンガーぐらいでした。
その辺り、マルセルとギィはありです。
それだけでもお勧めです(笑)。