再びのぶたぶた
愛しの「ぶたぶた」最新作。
12作目、かな。
- 作者: 矢崎存美
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/12/08
- メディア: 文庫
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- 再会の夏
- 隣の女
- 次の日
- 小さなストーカー
- 桜色七日
以上、五篇が収録。
後書きにも書かれていますが、今回のぶたぶたのテーマの一つが「再会」。
五篇中、三篇が過去に登場したエピソードのスピンオフになります。
「再会の夏」の高校生は、漠然としか憶えていませんでしたが、ホテルでの芝居の脚本家、それから唯一ぶたぶたが作らなかったチャーハン。
懐かしくて、顔がほころびます。
また、スピンオフものでない「次の日」は“刑事ぶたぶた”としての一篇。
かなり初期の作品だったので、これも懐かしくあり。
「小さなストーカー」は影のレギュラーとも言える、ぶたぶたの娘さんのお話。
何れも懐かしさと、プラスアルファで、ほっこりと暖かくなる一冊です。
本書を読んで唯一残念なのは、……ラジオドラマ聞き逃していたことを知ったことだなぁ(涙)。
まぁ、NHKはちゃんとチェックすれば再放送しそうだから、それに期待するか。