海とハロウィーン

6月から4ヶ月ぶりか。
何しろ、夏期は暑いし人出も多いし。


ナンと、東京ディズニーシー初のハロウィーン
例年やってたディズニー・ア・ラ・カルトとかも好きだったんですけどね。
……あのTV CMにはやられたなぁ。

本年度になってから思うことですが、やっぱり不況の影響か、やや飾りつけが簡素に感じます。
特に、このシーズンは昨年までのア・ラ・カルトと比較しちゃうと、モチーフは同じなのに

もっとも、ご飯やお菓子は流石。

特筆すべきは、レストラン櫻の屋外で売っているこの焼きフルーツ大福。
その場で鉄板で焼いて焼き目をつけてくれる餅に、餡とフルーツを挟んで、ホットの緑茶に添えて。
甘すぎない黒餡と苺の酸味。ほのかに甘い白餡には林檎。
しかも、黒餡のほうにはコウモリの形に穴が開いていて、可愛らしい。
いつもいつも、実は大々的にはアピールされないけど、レストラン櫻は侮れない。


そして、今回のメインはミステリアス・マスカレード。
最後のリズム・オブ・サ・ザールド以降のアメリカンウォーターフロント特設ステージ。
本当に嬉しいなぁ。
一見TDSのメインは水上ショーのようだけど、実は本当にTDSらしさが出ているのはこちらだと思う。
ただ、タワー・オブ・テラーが出来ちゃったせいで、ここの特設ステージの全体感が難しくなったのは確か。
今回のショーは、ハロウィーンがテーマで、ゴーストたちが登場する作品だけにこのアングルもベストマッチ。

今回は全公演抽選だったんですが、イス席Cブロック。正面ど真ん中と最高のくじ運でした。
ショーはもう、本当に文句な作品で、これまでのステージを様々に思い起こさせる構成になってました。


ディナーは通例、マゼランズ。

シーズンのメニューは、
・ラングスティーヌとパプリカのマリネ
・黒ムツのブラックマリアージュ
・宮崎県産牛フィレ肉のポワレともも肉のロースト
洋梨のコンポートとマロンアイスクリーム フレッシュベリースープ添え
味は本当にいい。
よくもこの規模でこの味を出し続けると思う。
時折ネットでマゼランズの採点が辛い人を見るが、よく読むと、そういう人はコースを頼んでいない。
本来、料理はアントレからメイン、デザートへの物語性があるもの。
初期と異なりフルコースではなくなったが、それでもガリオンに関しては、マゼランズのメニューを決めているシェフは、実に巧みだと思う。
逆に、自分でチョイスする料理は、どれもそれぞれの味が平凡に出来ている。
どういう組み合わせにしても、それぞれの味を殺さないような味にしてあるのだ。一度食べたが、正直平凡すぎて、わざわざここに来て食べる味ではないと感じた。


……ただ。
……サーブは年々ヒドくなる。
昨年のクリスマスが相当ヒドく、持ち直したと思ったんですが。
今月はどん底。もう、これ以上ないというぐらい。


何しろ、今回に至っては、こちらがテーブルマナーを守っていても、ウェイターがそれを理解していないから、まるで居酒屋かファミレスで食事をしているようだった。
メニューなどの案内ミスも多いし、まともにテーブルチェックも出来ない。
気なんか、当然利かない。
マゼランズにはこの8年、20回以上来させてもらっているが……正直、不愉快な気分にさせられるぐらいだったら、……もう来ないかな。
どんなに味がおいしくてもねぇ。


と。
最後にミソがついちゃいましたが。
素敵なハロウィーンナイトでございました。