旅する大樹とこわれた世界

りゅうたまリプレイの第4巻にて、最終巻。


待たされました。
6月には発売予定だったと思うんですが。
まぁ、三ヶ月遅れは早いほうかなぁ……(本棚の火浦功田中芳樹を見つつ)

旅する大樹とこわれた世界―Replay:りゅうたま (integral)

旅する大樹とこわれた世界―Replay:りゅうたま (integral)

第9話「最果ての大地」と第10話「こわれた世界」の二話収録。


こわれた世界……
りゅうたまにあるまじき、セカイ系なワードですなぁ(苦笑)。
まぁ、この「りゅうたま」というゲーム、可愛らしいパッケージとは裏腹に、ちょっと険しい地形へ旅に出ると、飢えや病で死にかけるというwelcome to this crazy timeなゲームなんですけど(苦笑)。
最初の1巻目は、少々GMが空回っている印象を受けたんですが、徐々に連携が取れてきて、他にはない一種独特の世界観とあいまって、only oneな一作になったと思います。


りゅうたまの旅人たちは、それぞれが何かを求めて旅するわけですが。
ポーレの母親、アルの枯れていく世界を救う方法。メルのかわいい剣、その他もろもろ……
一応、大陸に訪れている滅びの兆し、そして旅する大樹。ポーレの母親の横顔が描かれたコイン。
あらかたの伏線は回収はされたんだけど。
一番、大きなネタである「世界の滅び」が、明かされはしたものの、救いがもたらされたわけではなく、そのきっかけはつかんだけれども、実現は相当に難しい。
なので、ちょっと、終わったという感じはしないんだけど。
旅が終わっては、それはそれでつまらないのかもしれないなぁ。