神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS(5)

過去編、またはトルバス神曲学院編であるところのクリムゾンSも、もう5冊目。

学院に「嘆きの異邦人」が襲撃してきて、学院の地下に隠されたアレを奪っていく、と、そういう話。


学院長の正体が明かされ、エレインドゥースが姿を表わす話なんですが。
……まぁ、読者の視点ではわかってましたしね(苦笑)。
面白いのは、その後。
学院長が政府や軍隊を動かそうとするんですが、この時代はもう政府上層部などには実利重視で、「奏世楽器」の存在を信じていなかったり、四楽聖を軽視していたりする人たちが存在するのね。
精霊が存在するからといっても、人の心の在り方や営みは大きくは変わらないということか。


そして、おまけの短篇は、ナンと。
ヤワラベ・ティアンと、その妹、レナの話。
そっか……ここで、こういう出会いだから、ティアンのコネクションがコーティカルテなのね。
それにしても……ティアンにもこんな秘密が! まるでポリフォニカの主人公みたいじゃないか!*1
こーいうネタを振って出したからには、ちゃんと決着つけて欲しいなぁ(笑)。

*1:一応、リプレイの主人公ではあるのか(笑)。