と学会年鑑 BROWN

唐突に店頭で見かけた一冊。
いつも年鑑シリーズは、6月のトンデモ本大賞の直前に発売されるのに。
アレ? と思ったんですが。

と学会年鑑BROWN

と学会年鑑BROWN

中身も、いろいろと、アレ? でした。


まず、すっごくビミョーなのが。


表紙。
Amazonのサムネイルでも、帯がかかっているように見えますよね。


……これ、帯じゃありません。
帯がかかっているようなデザインになっているのです。
なので、ここに書かれているようなコピーや宣伝文句が、カバーに直接印刷されています。


……低価格なペーパーバックじゃないんだからさぁ。
正直、萎えます。
ご存知の通り、僕は、購入したら帯をはずして捨てちゃう人なので、本棚に並べたら一冊だけ浮いてしまいます。
いろいろと、予算の関係とかあるのかもしれませんが……それだったら、こんな帯のような安っぽい、やっつけのデザインはない方がいい。
コピーも含めた表紙デザインをすればいいと思う。
少なくとも、今後のシリーズがこのデザインを踏襲するようであれば、多分、買うのをやめると思います。


いやまぁ、このBROWNという本自体がビミョウだというのが一番大きいですけどね。
まず、根本的にパワーが弱すぎます。
通常ペース以外で刊行されているので、どうしても内容が薄い印象がぬぐえません。
それと言うのも、件の、帯のコピーにも書かれている、日テレ「ホームレス中学生」のインチキを暴露、という内容。
この内容を本にしたいのが透けて見えます。
確かに、これは番組のヒドイ捏造なんですが。
今まで例にないカラーページを挿し入れて、写真を掲載したりして、露骨です。
だからと言って、一冊に引っ張るほどのネタか、と言うと、やっぱりパワー不足だと思うんですよね。正直、逸り過ぎでしょ、と思います。


ハマコン以来のと学会の活動のファンですが、願うことは、次の6月の定期刊行がパワー不足にならないこと、これに尽きます。