ディープグリーン (2)
ファンタジー的な物語から環境問題に迫り、一時代を築いた「ダークグリーン」の続編。
その第2巻。
ディープグリーン (2) MiChao!KC (KCデラックス)
- 作者: 佐々木淳子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/01/13
- メディア: コミック
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とは言うものの、ネタバレですが、北斗は事故にあって昏睡状態。R−ドリームに入っているワケではない様子だけど原因が不明。
おそらく、今回はR−ドリームから帰ってきたリュオンと、いなくなったホクトが物語の真相に繋がるのだと思いますが……
正直。
心配な点はあります。
何しろ、ダークグリーンというのは完結した作品です。
ダークグリーンの世界から見た人間と環境問題という難しい題材を取り扱い、結局、ハッピーエンドと呼べる到達点に達することはできませんでした。
まぁ、扱っている題材が題材ゆえに、生半可なエンディングは嘘臭くなるだけでしたし。
あれから、現実世界でも作品内世界でも十数年。
どういう結末に、どういう解決に物語りは進んでいくんでしょうか……楽しみ半分、不安半分です。
ちょっと話はTRPG方面へ寄り道しますが。
ディープグリーンの主人公、舞たち高校の仲間は夢の世界へ現実世界のまま入っていきます。
前作、ダークグリーンではR−ドリームの戦士たちは、イメージの具象化したR−ドリームの姿を持っていました。
今回、かつてR−ドリームに入っていたことがあるというキャラクターが登場して*1、この違いが描かれています。
TRPGに「ナイトメアハンター」という作品があり、これは夢に潜って悪夢と戦う作品なのですが*2、これが2007年にリニューアルされて「ナイトメアハンター・ディープ」へと姿を変えているわけですが。
この「ナイトメアハンター・ディープ」、コミックスの「ダークグリーン」→「ディープグリーン」のように、時を経た設定となっており、前作のキャラクターはレジェンド、新しい世代のキャラクターはディープルートと呼ばれており、レジェンドは現実の姿そのままに夢に入るのに対して、ディープルートはイメージ性の強い姿へ変身します。
ちょうど、ディープグリーンとは逆の構造になっているのが、面白かったりします。
ナイトメアハンター=ディープ (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
- 作者: 藤浪智之,小林正親,鈴木銀一郎
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/07/14
- メディア: 大型本
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