西遊記

年末年始に出社した分、暇なんです(笑)。
TVドラマの映画化作品続きということで。

西遊記 スタンダード・エディション [DVD]

西遊記 スタンダード・エディション [DVD]

原作の原形をとどめないキャラクター造詣に脚本。
莫大な予算を感じさせないチープなセット。
そして、活劇と言う言葉とは縁遠いモタモタとしたアクション。*1
……そんな独創的なTV版から、今度は映画へ。
否が応にも期待は膨らみます(違う意味で)。


結果から申し上げますと……普通でした。
普通にTVドラマ「西遊記」でした。
キャスティングは相変わらずバラエティー的な豪華さですが、TV版もそんな感じでしたので特に特別な感じはしません。*2


さすが劇場版というだけあるか、今回のアクションシーンは、CGが多用されているせいか、それなりに見れます(笑)。
というかTV版のアクションシーンを映画館でかけたら、むしろ犯罪だ(笑)。
ストーリーは……ナンというか……ちゃんと伏線とか張って物語をしっかり構築しろよな、とは思うんですが。
言っても詮無いでしょう。


要するに、ストーリーとかアクションとかではなく、悟空が「なまか」「なまか」と言っている、そういう作品です。
もう中二を卒業してかなり時間が経つ身としては、ちょっと身体がもちませんわ。

*1:TV版最大の見せ場である悟空vs混世魔王の目を覆うようなモタモタしたアクションは後世に語り継がれるほどです。どうしてアクション俳優に吹き替えさせなかったのか疑問です。神代さん曰く「悟空を高岩さん、混世魔王を次郎さんで吹き替えて欲しかった」と言われ、既に脳内吹き替えができる境地にまで達しました(笑)。

*2:というか、冒頭に出てくるニセ三蔵一行の方が、三蔵以外はしっくりくるんですけど(笑)。