トランスフォーマー

トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

うーん、ハリウッド映画。
地球にやってきたサイバトロン＝オートボットのトランスフォーマーと、地球人の少年少女との物語。
と、いう感じなのですが。

実写でやる以上。
リアリティを追求しなければならない部分はあります。
ただ、それが、eBayだったりInternetだったり、ゲームに興じるオタク*1だったり、必死で国際電話をかけなきゃいけないときにクレジットカードが必要だったりするのは……ちょっと違うんじゃないかと言う気がする。

物語は、サイバトロン＝オートボットとデストロン＝ディセプティコンが、オールスパークなる宝を取り合っているわけですが。
えーと。
ナンかそれとは別に、と言うか、流石はアメリカって感じの秘密組織が出てきたりナンだり。
流石はアメリカ。
果たして、それは「トランスフォーマー」に求められる点なのでしょうか。
悩む点ではあります。

トランスフォーマーとして見ると、トランスフォーマー自体の変形がしつこ過ぎるし。
アクションが重量感がなさ過ぎるし。*2
そもそもデザインが懲りすぎてて、個性が死んじゃっている感じはかなりします。特にディセプティコン側は、ほとんど戦闘シーンにしか登場しないこともあって、区別がつきにくいです。
折角、オプティマス・プライム＝コンボイに玄田哲章を配しながら、固有名詞は日本語版ではなくアメリカ版を使ったりするのはもったいないよなぁ。

ただ、トランスフォーマーとしてはともかく、「ハリウッドのアメリカの陰謀風味ＳＦ風アクション映画」としては面白いです。
あと、ラストのスタースクリームは、流石スタースクリームって感じで、それだけで見る価値はあります(笑)。

*1:もちろんデブだ！

*2:あー、でも。変形の空気抵抗で減速して追跡機を翻弄するスタースクリームのアクションは格好いいです。