アリアンロッド・サガ・ブレイク(1) ファントムレイダーズ
アリアンロッド・サガ。
リプレイ第3シリーズ、開幕。
アリアンロッド・サガ・リプレイ・ブレイク(1) ファントムレイダーズ (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 鈴吹太郎,F.E.A.R.,四季童子
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 文庫
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サガ無印と同じ臭いを感じます。
即ち。
吟遊詩人臭!?
サガ無印に比べると、ゲーム的処理が強く、ミッション自体がアンダーサイド的な代物なので、雰囲気は随分と違いますが。
苦手です。
どの辺が、難かと言うと。
F.E.A.R.が、皆で一致団結して大きな流れを作っていこうと言う意気込みはいいんです。わかるんです。
ただ、それが、「内輪受け」に見えちゃうんです。
主人公であるハズのナーシア、小暮英麻の発言数が、他の参加作品に比べて随分と少ないことでお分かりいただけるかと。*1
サガ無印は「ピアニィの建国」というストーリー前提が最初にあって、一本道でそこへ進んでいるのがあからさまなのに対して。
ブレイクは、「歴史の裏に隠れる汚いミッション」*2という前提のため、そのへ至る道を選ぶゲームとしての楽しみが残されています。
特に、第1話は、GMのセッティングを逆手にとって××を○○させちゃう。というのは、ゲームならではの展開で、素敵です。
サガシリーズの最大の問題である「内輪受けに見える」という問題は、巻が進むにつれて作者と読者の知識格差が解消されれば、落ち着いて楽しめるようになるの……かな(笑)。