魁!男塾

魁!!男塾 スタンダード・エディション [DVD]

魁!!男塾 スタンダード・エディション [DVD]

流石に映画館で観るのはビミョウだったのですが、
ナンというか……スゴイ作品です。
驚羅大四凶殺が大三凶殺になって、“マッハパンチの”Jがオミットされていますが。
……まぁ、ハーフの設定のJはちょっと似合いの役者を探すのは難しそうですね。


コミックやアニメの実写化にはいろいろと難関が立ちはだかるわけですが、よくガンバっている方だと思います。
TVの「のだめカンタービレ」みたいに、原作の絵柄ではなくキャラクター性を推し進めて成功した例もあれば、魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE 通常版 [DVD]みたいに、そのままなんじゃないかというモノもあります。*1
とはいうものの、やっぱり根本的に宮下あきらのあの絵柄に対して、皆さん細すぎますし。
富樫の出番が結構多いのですが、照英は元の表情が優しすぎて、原作の狂犬っぽさがなかったのが残念。


一番気になったのは、「携帯電話がある世界観なんだなー」とか。
舞台セッティングに余り無理が出来なかったのか、塾生の部屋が田舎の研修センターみたいにヘンに近代的だったりとか。
終戦闘の舞台が富士山に登っているはずなのに、背景に町が見えるすっごく麓だったりとか。
残念ではありました。


一番魅力的なのは鬼ヒゲ。続いて秀麻呂の母でございました(笑)。


あと、集録されてるトレーラーを見たら、山崎さん*2もとい平田薫がヒロインのような感じでカットインされておりましたが……まったくそんな事実はござません(笑)。
まぁ、女性が映ることが殆どないこの映画で、一服の清涼剤だったことは否めませんが(笑)。

*1:ちなみに、僕は申し訳ないけど原作は知らないのですが(笑)。いや、とにかくこの映画は須賀貴匡が生き生きとしてて本当に良かった。最近はTVに出てると脇役ばかりでちょっと精彩を欠いている感が強いので、ファンとしてはすごく嬉しいものです。トンチキな役でも(笑)。

*2:魔法戦隊マジレンジャー、夏の劇場版では戦隊モノ映画の歴史で一番魅力的なヒロインを務めた。