東大オタク学講座

東大オタク学講座 (講談社文庫 お 103-1)

東大オタク学講座 (講談社文庫 お 103-1)

東大オタク学講座の文庫版。


オタク講座か……
正直、カオスだなぁ、という印象。
オタクをどうとらえて、どう使うのかがビミョウにわかりません。
日本型ヒーローが世界を救う!みたいに、オタク論と見せかけて実は文化論だったというような突飛な作品とは違い。
大塚英志みたいに技術論でもない。


しかも、オタクと一口に言っても、いわゆるアニメ・コミックス・ゲームばかりではなく、言うなれば異常性愛の部分であったり、アンダーな部分であったりも取り扱っているの面白い。
まぁ、そのヘンは文庫版・あとがきに書かれているので一読。

しかし、やっぱりそういう性質上かどうかしりませんが、と学会関係者の出現率がちょっと高かったりします。