六門世界RPGリプレイW

加藤ヒロノリ、北沢慶、に続いて篠谷志乃の六門リプレイ新作。
まぁ、DXヴァリアントと一緒に買ったんですが、読むのに時間がかかってしまいました。

[bk1はこちら]
その理由はもっぱらイラストなんですが(苦笑)。
どーにもこーにも、ダメなんです。こういう目が大きく、ディフォルメが激しい絵柄。
しかし正直、表紙、口絵カラーは今一つどころ今二つぐらいなんですが、モノクロのイラストはディティールは漫画チックなものの黒の処理が草磲琢仁を思わせて、ちょっとだけほっとしたり(笑)。


内容の方は……まず面白いのは、リプレイでは珍しく最初からキャラクターが立っていて、しっかりしていること。
普通は、徐々に性格が固まっていくものなのに。*1
著者の篠谷志乃も、文章やGMとしては手馴れている感じで、安心感がある。ただ、ちょっと、どことは言えないんだけど、薄味かな。


前作のPCカイエを導入の依頼人とし、港町での冒険3本。
港町、海辺が舞台なので、敵がギルマンばっかりなんですよね。まぁ、しょうがないんでしょうが。折角のモンコレなのに、もったいないなぁ。前のリプレイであったような、新モンスターデータ追加とかもないのが残念。
3話の中で、ゲームとして一番面白そうに見えるのは第二話かな。全編通じて、NPCの扱い方、ひねり方が独特で面白い。
あとは、もう少しゲーム性、意外性で裏切ってくれる何かがあるといいなぁ。

*1:立てすぎだという話もあり(笑)。50歳のエロオヤジとか引きこもりでぬいぐるみを着ているサモナーとか。