Role&Roll vol.18 その2

続きです。
とりあえずまともに感想。


今回の特集は、鈴木銀一郎安田均対談。
うーん、何というか……噛み合っていないというか何というか。
いいことも言ってるんですよ、特にボードゲームの話とかね。ところが、どういうわけかRPGの話題になると安田均は偏狭でいかん。
昔はもっとオーラと魅力的な話題があったと思うのだが、今回のこれを読むと、下町の町工場の社長さんみたいな。すごいスケールの小ささを感じる。
もともと安田均なくしてはRPGに足を突っ込まなかった自分としては、悲しい限り。少し、前線を離れて静養してはどうか。


ガープスは、ユエルは通常通りで、リボーンリバース(妖魔夜行の枠を担う)が説明とリプレイ、インフィニット・ワールドの説明。
リボーンリバースは小説のほうを読むともうダメダメって感じだったんですが、今回の記事を読む限りは、ゲームとしては悪くなさそう。
ただ、良くも悪くもガープスなので、PCが性格破綻者だらけになったり*1、判定が地味だったりというのは相変わらず問題のような気がする。
特に、妖魔・百鬼に対して、プレイヤーをユウレイ使いの人間にすることで、よりプレイイングしやすい、キャラクターに感情移入しやすい形を作ったわけだが、そういうヒーロー嗜好とガープスって、本当はあまりそぐわないんじゃないかと。ねぇ。
あと、何でもキャラクターができるのは魅力だが、ユウレイをカテゴリ、スタイル。ポジションなどで分類するのは魅力的。ただ、最終的には結局、フリーカスタムOKになっちゃうんだろうなぁ、という懸念はある。少しぐらい枷があるほうが僕は好みだ。


あと、特集としては扶桑武侠傳かな。通常のリプレイの他にコミックスとシナリオ。
六門が、次のリプレイのキャラを用いたクロスボーン・リプレイとモンスター解説。
その他は、無限のファンタジアが「むげふぁんタクティクス」なる追加ルールを発表。スクエアを用いたタクティクス・コンバットルールかと思ったら、イメージとしてはスーパーロボット大戦とか、ああいう感じのゲーム進行のルール。
まずストーリーモードでシナリオの因縁付けをして、マップに移動。マップモードでは、ルールに従って移動したりスクエアに仕込まれたトラップを処理したりしながら、そのマップの目的をクリアする、という感じ。
規定のマップがあまり広くないのだが、時間どのくらいを想定しているのかな。
あと、女神転生サプリメント「金剛神界」対応ということで、説明にシナリオ3本、追加悪魔データ。女神転生はやらないんで、あれですが。ぱっと見た感じ、シナリオなんかはいい感じ。こういうゲームはやってみたいと思わせる。
ページが少ないんだが、僕としては、凝りに凝ったものよりは、こういうライトなもののほうが好きだ。

*1:しかも扱っているテーマがオカルトだけにシャレにならないんだ、これが。