RPGamer vol.12

クリスマス発売だったのですが、ようやく購入してきたRPGamer

ロールプレイング・ゲーマー vol.12 特集:ニッポンの時代劇

ロールプレイング・ゲーマー vol.12 特集:ニッポンの時代劇

うーん。


正直な話、僕はこの雑誌を、付録のボードゲーム2000円、雑誌1000円、と見積もっているので。今号は微妙。
いや、前号も芝村裕吏特集で付録がオリジナルRPGの「ロータス・シティ」というのも随分と微妙だったのだけれど。
今回はそれを上回る感じかな。


とりあえず付録から。
付録は「芝居遊戯・水戸黄門」。
とにかく読みづらい。
編集者がRPGを理解しているのかどうかわからないぐらい読みづらい。
RPGamerは、昔からそうだったのだけれど、ボードゲームのルールブックも、読みやすくしようという気が一切感じられない。ただダラダタと箱組みして章タイトルに強調をかけているだけ、10年以上前の同人誌レベルですよ。ワープロで作っていた時代の。
コンポーネントもマスタースクリーンとチットを付けてあるのだけれど。
マスタースクリーンは(薄いけど)日本地図のイラストは力が入っていると思うが、チットはぺらぺらで切れ込みすら入っていない。あと、この枚数だと5人プレイは無理か? 何か考えねばなるまい。
ひどいのはキャラクターシートで、このゲームトランプを判定に用いるのでスートがシートに入っているのだが、これがどこのフリー素材を使ったのかという荒さ、背面の三葉の葵もドットがカクカクでどこのフリー素材なんだか。
正直、このコンポーネントと編集で、2000円の価格はつけられないなぁ。いいところ1000円。


ゲーム自体は、ストーリーを進行させたり、戦闘に勝ったり、特殊能力を使ったりするとチットをもらえて、一定以上溜めると「控え、控え、控えおろう!」に突入できる、という仕組み。
敵からダメージを受けると、HPなどはなく、あくまでこのポイントが減る、というのは面白い。
ただ、メンバーで協力してポイントを集めるのではなく、個人個人で所有するチットがそのボーダーラインに達するとクライマックス、なので、コンベンションなどで協調性が期待できない場合もありそうだなぁ。
GMの立場からすると、正直な話、このチット配分が全てを決めると思うのだが、シナリオが付随しておらず、数行分のシナリオフックしかないので、目安がわからない。正直困ったものだ。
9日にやってみようかと思っているのだけれどなぁ……。


その他の記事は……特筆すべきところもなく(失笑)。
何というか、低空飛行だよなぁ。