脱オタクファッションガイド

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さーあ、ようやく公約の本にたどりついたぞ。
ガンダーラガンダーラ(意味不明)。


この本は、典型的な、長髪・バンダナ・指貫グローブのオタク青年が、子どものころに別れた幼馴染で妹みたいな女の子と偶然再会し、結ばれるというラブストーリーである(笑)。


いや、嘘じゃないんだけどね(笑)。
あ、ヒロインは別の、大学の同級生(表紙のロングの子のほう)ですが。


いや、冗談ではなく。実に良い本です。10冊買ってもいいくらい。
コミックになっているので読みやすいし。
記事もちゃんとオタクの視点がわかって書かれているので、実に読みやすい。


ただ、難を言えばこのスタイルは、年齢はせいぜいが20台半ばまで、わりとそこそこ身長があって中肉中背の人間がイメージされている。と思う。
僕の経験から言えば、だけど。
ファッションには、当然タイプによっても違うわけで。この本の中の、いくつかはデブやガリには通用しなさそう。
自分がデブだからだけど(笑)。
例えば、シューズで白のスニーカーを薦めているが、これは若くてスラっとしているから似合うのであって、デブには厳禁。確かに爽やか感はあるけど、アピールしすぎになるのがオチ。
同じことはインナーのピンクにも言える。デブのピンクはゲハく見えるだけだし。
逆に、ガリ夫君は大きな人物柄Tシャツには着られちゃうのがオチだし。
そんな感じの注意事項はある。


ゲーマーの人とか、実利面(「服にまわすお金があったら一冊でも多くのサプリメントを」)や精神面(「ファッションなどにかまける軟弱者はゲーマーには不要」)の主義主張があるのはわかるけど。
この本を読んで、ちょっと考えてもらえたら嬉しい。
コミュニケーション・ゲームを楽しむ身としては、ファッションは印象操作、戦略の一つだと思ってくれればいい。
構成要素のパターンを理解し、組み合わせを楽しむ、なんてのはパソコン関係の趣味やTCGなんかに似た楽しみだ。
そして、この楽しみは、世間一般の人が評価してくれる。
褒められる、その努力は、やりがいがあるものだ。


次のコンベンションに着ていく服を買おう、ってのは楽しいよ。本当に。*1

*1:高じて、毎年シーズンごとに新しい服を買うとワードローブが部屋を圧迫するんですが。それはさておき。