ペギー&ノノ華麗なる冒険
ドラゴンブックから久々にリプレイでもルールブックでもない小説が一冊。
ペギー&ノノ 華麗なる冒険 ソード・ワールド2.0テイルズ (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: にしかけみもじ,立川虫麻呂
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/10/20
- メディア: 文庫
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人間とタビットの女の子の二人組の冒険譚なんですが。
……SNEはタビットをどこに持って行きたいんでしょうか(苦笑)。
「剣を継ぐもの」のヴラドもそうだったんですが、共に「人間の男女に欲情する変態」扱いです。
確かに、エルフやドワーフはさておき。
直立したウサギであるタビットや、人型のドラゴンで卵生のリルドラケンが、同じ『人族』という括りで一緒にされていること自体が問題だと思うんですが。
正直、見た目は可愛らしいウサギなんですから、求められるニーズは「変態キャラ」じゃ、ないと思うんだけどなぁ……
物語は「第四の剣」を巡る物語であり。
ナイトメアを通じて、人族のあり方を考える物語なんですけど。
相応に、大きな話のハズなんですが……ゲームブック形式のゲーム、という規模の問題なんでしょうが。
アレだけ壮大な背景を背負ったボスキャラが……
6レベルってのは、いったいどうなのよ!?(笑)
数千年生きてきて、経験点総計で36500点ですよ(笑)。(ネタバレのために反転要)
ちょっとなぁ(笑)。
それから、本書は、初めてナイトメアの迫害が深刻に描かれています。
ソラにレクサス。
ダリウスは多少境遇が悪かったようですが。
これまでは大きく描かれなかった点です。
ま、リプレイじゃ、そんなにPCにつらい立ち位置を押し付けられないですからね(笑)。
……背景世界の情報としては、コレはアリですが。この価値観をゲーム中に持ち込まれちゃうとパーティが崩壊しちゃいますからね。
フレーバーにとどめておくのが、賢いゲーマーというものです(笑)。