ダブルクロス・リプレイ・ジェネシス(1) 放課後のアルテミス

DX3始動の先鋒を務める新シリーズ開幕。

まぁ、誰しもが思うのは。


イラストがしのとうこじゃないんだ……


ってコトですね(笑)。
まぁ、今回、ルールブック三冊が進行しているのに合わせて、リプレイもイラスト描き下ろしたら、そりゃ死にますわ(苦笑)。
そう考えると、妥当な配慮だと思うんですが……


うーん、ナンというか。


ある意味で言えば、シナリオ、キャラクター、イラスト、すべてのバランスが取れていて。
どれ一つ、特筆すべきことがない、極めてスタンダードな作品、と言う印象があります。
菊池たけしのリプレイ無印、オリジン、アライブ、エクソダスなどのイメージをフォローしつつ、コンスタントにまとめてある手腕は流石だと思うんですが。
その分、どうしても各テーマにおいて過去作品を上回っていないという感じが否めません。


既存のファンからすると、少し物足りなさを感じますが。
本書で新たにダブルクロスに、そしてTRPGに接する層に対しては、非常に良い作品なんではないでしょうか。