ソード・ワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス

SW2.0の快進撃、とどまるところを知らず。
シリーズ開始1年のこの段階でコミックスか……
旧版時代では、そういう形でのマルチメディア展開はドラゴンマガジンであるにも関わらず弱かったからなぁ。*1

ソード・ワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス (角川コミックス ドラゴンJr. 146-1)

ソード・ワールド2.0 リトル・ソーサラー ミュクス (角川コミックス ドラゴンJr. 146-1)

TRPGにおいて、コミックスというのは、リプレイや小説に比べて読みやすいので、「こういうゲームだから、読んどいて」と、例えばセッションの30分ぐらい前に貸しておくと有益だったりするワケです。
そういう意味では、ナイトウィザードの「ヴァリアブルウィッチ」、同名のSRSがある「トリニティ×ヴィーナス」「神曲奏界ポリフォニカ」なんかは非常に便利なんです。


そういう役割を、この「リトル・ソーサラー ミュクス」に期待すると……


ぐはぁっ!(喀血)


……な、ナンだ……この作品は……(笑)。
一つの単語で、この作品を表わすなら、まごうことなき『変態』です(笑)。
主人公のミュクスは、可愛いものが大好きで、タビットの子供を抱きしめて鼻血を吹く変態だし。
そのミュクスの父親が護衛によこした執事はマッスルベアーで上半身裸になる変態、ミュクスを好きな親友はやっぱり変態。*2
……まともなキャラがひとりも出てません(笑)。
しかも、別に、SW2.0じゃなくてもいいんじゃないか、という気がヒシヒシとするんですが(笑)。


まぁ、こういうダメなセッションも、アリ……だとは思いますよ。
うん。


……プレイイングの参考には、ならないデスケドね(苦笑)。

*1:bk1で検索すると「漆黒のカース」が1994年8月、「ユニコーンの乙女」が1996年5月。ソード・ワールドRPGの最初のルールブックが1989年4月発売だから、5年も後ということになる。

*2:しかし、特筆すべきは。これまでSWにおけるプリーストというのは、信仰があってスキルを得ているという描写だったのに、今回は「回復役が足りないから」と言って、キャラクターの一人を入信させようとしたり。ある意味、ゲーム的です。それが、革新的とは、思いますけれどね(笑)。