白き女王の夜

まぁ、今日のコンベンションまでに読んでおこうと。
電車に乗っている時間はたっぷりあるし。

ナンというか、シルバーレインに対するイメージが一変した作品でした。
どうしてもシルバーレインというとPBWのイメージが強く。PBWはその性質上、PCは常に事件に第三者の立場で事件に対することになります。
今回のリプレイは、主人公、宰にまつわる物語であり、宰は事件の当事者的存在です。
他のデザイナーズ用語で言えば、宰をPC①とした物語になります。


3話構成ですが、読んでみた感じ、どちらかといえば既存のRPGプレイヤー層やリプレイ読み層をターゲットにしてある印象です。
シルバーレイン独自の世界観。銀誓学園やイグニッションカードの存在、運命予報士やチャプター性などを小出しにすることで、PBWを知らない層に入りやすくしてあるのが、実によく出来ています。
まぁ、プレイヤーの力造氏と上村大氏が二人で妄言を吐きまくっていますが、F.E.A.R.系とちょっと毛色が違うのも面白い。
新作のエントリー作品として、実によくできた作品だと思います。
グループSNEのシルバーレインに対する意気込みがよくわかる作品です。


……ちなみに、話の決着は付いてないですけどね。まだ。
続巻が待たれます。