星々の舟

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

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直木賞作品です。


……とは言っても、僕にとっては村山由佳ライトノベル作家の印象があるので、ここで書いてもまぁいいかな、と思っております(笑)。
ジャンプノベルズの「もう一度デジャ・ヴュ」でデビュー。
その後、「おいしいコーヒーの淹れ方」ではベタな少年漫画的なラブコメという印象。「天使の卵」で読んだ時期といろいろなキーワードが個人的に引っかかって非常に涙腺が緩んだ記憶があります。


さて、今作は打って変わって戦争や、人間のあまり綺麗ではないところを表に出した連作で……女性のほうがこういう作品を残酷に書けるよなぁ。男の僕のほうが、こういうのには抵抗があります。
テーマ的には苦手・嫌い、なんですが……語り口が軽いので、中高生でもかるく読めそうな感じ。
……でも、中高生で読書感想文にこれ書かされたら、イヤだなぁ(苦笑)。